
涼しげに浮かんだ大葉やきゅうり、そしてひんやりとした舌ざわり……。あっさりとしたなかにも、いかにも日本的な奥行きのある味わいのある冷や汁は、古くから宮崎県の山間部に伝わる郷土料理。夏バテで食欲がないときでも、何杯もおかわりしたくなるような、涼味豊かな料理です。調理のポイントは、味噌を焼くことで香ばしさと、味にまろやかさを出す点。魚のうまみたっぷりのコクのある出汁に、ごまの風味と香りのよい薬味も調和して、ご飯がさらりとさらりといただけます。

ほんの少量添えるだけで、料理の大きなアクセントになるのが薬味。大葉、わさび、みょうが、山椒、唐辛子、わさび、ねぎ、かぼす、すだち、にんにく、しょうが、大根おろしなどなど……。特有の香りや味で食欲を増進させたり、肉や魚のくさみを消したりと、効能はさまざまあるようですが、彩りの美しさも忘れてはなりません。冷や汁にも各地のハーブを取り入れて、冷や汁世界旅行はいかが?


下準備A:
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昆布とカツオの出汁を用意する。 |
下準備B: |
米を炊いて冷まし、冷やご飯を用意する。 |
| 下準備C: | きゅうりは小口切り、大葉、みょうがは千切りにする。 |

カマスの干物を焼いて、熱いうちに身をほぐす。

アルミホイルに味噌を薄く伸ばし、トースターなどで軽く焼く。

出汁にほぐした魚の身、手で粗くほぐした豆腐を入れて中火にかける。一煮立ちしたら2の味噌を溶き入れて火を止め、冷ます。

すり鉢でごまをすり、3、きゅうり、大葉、みょうがを加えて混ぜ合わせる。冷蔵庫で1〜2時間冷やした後、冷やご飯にたっぷりかけてできあがり。

