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2010.01.25UP

酸菜火鍋と、喰いすぎ中華ナイト二連チャン。

さて、お立ち会い。

鍋の季節に欠かせない行事がある。三田の〈華都飯店〉へ酸菜火鍋を食べに行くことだ。シーズンに最低、2回は食べたいところだけど、大きな火鍋を囲むわけだから、人数が集まらないことにはどうしようもない。

石川次郎さんが主宰する「おいしいものを食べる会」は、インド、ベトナム、韓国料理が主たる相手ではあるけれど、華都飯店の酸菜火鍋だけは別格ということで、シーズン中に1回、食べに行く決まりだ。

今回は、いちばん大きな部屋を押さえ、鍋をふたつ使っての拡大版「おいしいものを食べる会」。メンバー13人に加えて、森ビル顧問の頭山秀徳さん、カッシーナの木村新治さん、うちのカミさんの3人が参加。カミさんなんか、この日、大阪出張だったけど、帰りの新幹線の着く品川から駆けつけたのだった。まあ、それほどうまいというわけ。

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鶏のスープを張った鍋に、蟹、豚肉、牡蠣、豆腐などを入れ、酸っぱくなった白菜の漬け物を細切りにして大量に入れる。蟹や牡蠣などのうまみの集積と、この白菜の酸味によって、不思議にたまらない美味となる。

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薬味は、ネギのみじん切りと腐乳と醤油が用意されるけど、私は腐乳の一点張り。

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この鍋を食べた後の、煮詰まったスープを白いご飯にかけて食べるのが、鍋以上にうまくて、実は私、これが目当てみたいなもの。この日、茶碗に3杯。最後の3杯目は大盛りにして、息するのも苦しいほど食べた。

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この鍋に使う白菜漬けは、店の中庭の甕に漬けられているんだけど、それほど強い塩で漬けてはいないのだろう、暖かい日が続くと、保たなくなる。なもんで、酸菜火鍋が食べられる期間はえらく短い。

例によって、記念撮影。ビームス副社長の遠藤恵司さんは遠藤写真館と呼ばれている。撮影すると必ず写真をプリントして後日、みんなにプレゼントしてくれるからだ。遠藤写真館の撮影風景です。

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その翌日。代官山の中国料理〈海苑〉へ。店のオーナー井上恵司さんは、私とゴルフのホームコースが一緒で、前々から、11月に店を改装したので一度、食べに来てよ、と言われていた。ゴルフ仲間の永井俊行君と添川光二郎と3人でご馳走になりに行った。

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なんだか、中華懐石の趣で、やたらとたくさん料理が出てきた。どれもうまかった。小籠包がとくにイケましたね。フカヒレもあったな。私以外は、酒を呑まないので、ひとりで生ビールと紹興酒。料理はこの他に4、5品はあったと思うけど、例によって写真撮り忘れました。

前菜の盛り合わせは、正月なので、おせちになっていた。

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蟹でしょ。

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ナマコでしょ。

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これなんだっけ? でしょ。

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私はご飯をお代わりしたけど、巨漢の添川君は、コースの後、足りなくて、この店の昼の人気メニュー、担々麺を食べていた。彼にはくやしいけど量では勝てない。

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井上さんは、中国刺繍のコレクターで、主に清の時代の絹の衣服とか、飾り布などを集めている。その収集品の一部が店の装飾に使われていた。

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車で帰る井上さん、永井君と別れ、添川君と渋谷に出て、シガーバー〈コネスール〉で仕事の相談を兼ねて一杯。結局、終電1本前で帰ってきたけど、混んだ電車の中で下を向けなかった。それほどこの日も喰いすぎた。

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今さっき起きだして、体重を量ったら70キロを超えていた。2キロほど太ってしまったようだ。まずい。こういう場合、ふつうは散歩でも、ということになるんだろうけど、なんだか極度に眠い気がして、ちょっとお昼寝。せめて眠る前に腹筋の運動でもするかな。

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立石敏雄
1947年東京生まれ。雑文製造業者。早稲田大学卒業後、絵本の出版社、雑誌『BRUTUS』編集者などを経て、現在は雑誌『Pen』に「笑う食卓」連載中。著書に、雑誌連載をまとめた『笑う食卓』(阪急コミュニケーションズ刊)がある。

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