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2009.10.05UP

カミさんが出張に出かけてしまった。

さて、お立ち会い。

カミさんが恒例の秋のパリ出張に出かけてしまった。今回は、8日間と短い。成田まで送り届けて帰ってきたら、寒気がする。短パンポロシャツの薄着で出たのが間違いだったようだ。カミさんも、ノースリーブだけど、カシミアのニット。空港で擦れ違う人は、みな秋の格好だった。

葛根湯を飲んで即刻、寝ることにした。予定では家に帰って着替え、千葉にオープンするゴルフ場のレセプションに行くことになっていたけど、やむなくドタキャン。私は若い頃、肋膜をやっているので、風邪を引くとなかなか治らない。なもんで、初期症状での迅速な対応が必死なのだ。

よく寝た。10時間が経過していた。起きたら、寝汗をかなりかいたようだ。もう大丈夫、尋常な状態にもどっている。風邪なんか引いていられないのは、なにせカミさんがいないということは、私が無頼の生活をしても、誰もとがめないということを意味する。

私の心づもりとしては、最低2回、できれば3回、ゴルフに行き、食べたい物だけ(脂っこいもの、甘いもの)を食べ、好きなだけ呑んで、読みたい本を読み、観たい映画を観て、眠たくなったら寝、勝手気ままにひとり楽しくやることだ。

キミは、寝たいときにいつも昼寝してるじゃないの、と言う人があるかもしれないけど、いつもはカミさんが帰ってくるまでに、ご飯を研いだり、おかずの支度をするために、テキトーな時間に起きなければいけないと思いながら昼寝しているわけで、それなりに社会性を宿した昼寝だから、微妙に違う。

愉しい時は、あっという間に過ぎる。カミさんが出かけて早4日が経ってしまった。2回ゴルフに行った。パッティングの調子が悪く、3パットだらけ。1ラウンド目のスコアは88、2ラウンド目は86。パットがはいればもう少しマシなスコアになるのに、悩みは深い。あとはひたすらうちでゴロゴロ。

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カミさんが出かけて、たちまちに読了したのは、還暦過ぎてからの友人、島地勝彦さんが出した本『甘い生活』(講談社刊)。すでに連載時に読んでいるんだけど、爆笑しながらふたたび一気に読んだ。泣かせる話もあって、ボロボロ泣いた。

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CATVでちょうどスカーレット・ヨハンソンの特集かなんかやってるらしく、彼女が子どものときに出た映画を2本観た。私が映画館で初めてみたスカーレット・ヨハンソンは『ゴースト・ワールド』そのときは何とも思わなかったけど、魅力的な女性に成長したね。『それでも愛するバルセロナ』では、ペネロペ・クルスに完全に喰われてたけど。

甘いものは、練乳かき氷の〈白くま〉を3個、

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水羊羹4個、

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大学芋を作り、1本食べた。

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宅配ピザを取ったときはコーラを1リットル。さすがにこれは全部、飲めなかった。ジジイになってることを実感。

例によって、肉また肉の食生活。昨日の晩は、ウインナだけ炒めで丼飯の後、一眠りし、起きだして、ベーコンの焼いたので丼飯。

青物は、紫ずきんという丹波黒豆の枝豆と貝割れ大根1パック、キュウリとナスの糠漬け。トマトも1個食べた。

どういうわけか、口がスルメを食べたがる。TVで映画を見ながら、ぽつりぽつり。それと、この練乳味のアメ。口がヒマだと、つい舐めてしまう。

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残る日にちは今日も含めて4日。明日は大腸内視鏡検査がブッキングされている。カミさんがいない貴重な時間にこんなのやるのは気が進まないけど、早くに決まってたことだから、しょうがない。なんだかお休みが終わってしまったような気分。

夜の8時までに食事を取り終わり、下剤を飲まなければならない。気が重い。今、起き出したばかりだけど、また寝ちゃおうかな。もったいない気はするものの、ちょっとお昼寝。

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立石敏雄
1947年東京生まれ。雑文製造業者。早稲田大学卒業後、絵本の出版社、雑誌『BRUTUS』編集者などを経て、現在は雑誌『Pen』に「笑う食卓」連載中。著書に、雑誌連載をまとめた『笑う食卓』(阪急コミュニケーションズ刊)がある。

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