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2009.09.14UP

第3回LOVE CUPで、優勝してしまった。

さて、お立ち会い。

昨日の日曜、LOVE CUPというゴルフコンペがあった。年1回の開催で、今年で3回目。男子12名、女子12名が混合ダブルスで闘う。この大会、昨年は私、最下位。そして今年は、なんとフフフなことが起こった。

競技方法は、男女のペアふたりがそれぞれティショットを打ち、2打目からはどちらかのボールを選んで、それを交互にプレーして、ホールアウトする。出だしスクランブル、2打目からはフォアサム、別名オルタネート・ショット・フォーマットと言われるプレー方式だ。

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会場は、富士山の麓にある鳴沢ゴルフ倶楽部。組み合わせは当日の朝、女性陣がクジを引いて、相手の男を選ぶ。つまり、誰と組むかはその段階までわからない。

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私はジジイになっても、まだ人見知りの激しい人間。知らない相手に弱い。だから、最悪カミさんでもいいし、カミさんの友達の睦ちゃんでも、花ちゃんでも、あるいは誰でもいいけど、参加女性陣のうち、ひとりだけ付き合いがない人がいて、彼女に当たったら、ヤだな、と思っていた。座った順番でその人が最初にクジを引くことになり、そしたら、いきなり、私の札を引いてしまったのである。

アッチャー、であったが、その人は上迫美恵子さん。ゴルフウェアとか作ってる人だから、業界の人。腕は立つはず。これは、優勝を狙うしかないな、と心を決めた。私の隣は同組でラウンドした加ト吉前社長、金森哲治さん。

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私はプレー中はあまり喋らずに淡々とゴルフをする人間だけど、ペアマッチだから、そうもいかない。怖々喋っているうちには、やや馴れてはきたけどね。

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さて。混合ダブルス、ふたりが噛み合わないと、スコアにならない。この日、私はパットが(あれぇ、おかしいな)ばっかり。1メートルを何度も外し、パートナーに迷惑をかけた。しかも、最終ホールでは、池ポチャ。でも、ここぞという場面でアイアンがそこそこ切れた気もするから、多少は貢献できたと思いたい。

集計方法がダブルペリアだったので、大叩きしたホールがハンディ算出の対象になり、バーディとかのホールが抜ければ、上位もありかな、とは思っていた。

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それが、願いどおりになった。しかも、上位どころか、優勝してしまったのだ。どんなコンペでも優勝するには、ツキが必要だ。私は、もともとツいている人間だと思っているけど、この日もツキが廻ってきたようだった。数字を丸で囲んだのが、ハンディ算出に使われた隠しホール。9も8もはいっている!

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ちなみに、準優勝は、デザイン・インデックス後藤陽次郎・デビアス大島有美子組。うちのカミさんはビームスの設楽社長と組んで5位。ベスグロは、デザイナーの樋口かすみちゃんと組んだ兄貴な石川次郎さんが89で取り、私のゴルフ舎弟、永井俊行君はパーリーゲイツのデザイナー、稲子久美子ちゃんと組んでブービー賞だった。

帰りは、中央自動車道の渋滞にはまり、それでも2時間くらいで家に帰り着いたのは、まずまずだった。その間、カミさんは助手席で大口開けて、気持ちよさそうに寝ていた。ヨダレが垂れそうだった。

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立石敏雄
1947年東京生まれ。雑文製造業者。早稲田大学卒業後、絵本の出版社、雑誌『BRUTUS』編集者などを経て、現在は雑誌『Pen』に「笑う食卓」連載中。著書に、雑誌連載をまとめた『笑う食卓』(阪急コミュニケーションズ刊)がある。

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