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2009.09.11UP

フラワートラベリンバンド 2009

ここ数年、いろんなバンドが「復活」をはたしたけど、
2008年に「フラワー・トラベリン・バンド」が聖地「クロコダイル」で
活動を再開するとわかったときは嬉しかった。
復活ライブは、近田春夫さんがMCを担当していた。
ジョー山中は、あのころと変わらない高いキーで歌いまくった。
私たちは感極まりつつ、彼らの新しい門出と新しい音楽のはじまりの、
貴重な時間を一曲一曲味わった。
最後に「SATORI」が始まったとき、近田さんが舞うように踊りだした。
後方の壁ぎわの席にいた私も、思わず立ち上がり、踊ってしまった。
そのあと、同級生同志といった感じで、近田さんとハグしあった。

それから、京大の西部講堂のライブや、スパイラルホーでのチャーとの
ライブなどを追いかけた。
スパイラルでは近田さんの都合がつかず、森永博志さんと私がトークショウに
出たりして、「あら、私って、結構こういうこともイケるんだ」と内心思ったりした。

その彼らが、今年の春、アメリカツアーから帰ってきて、渋谷の「duo Music Exchange」
でライブがあった。

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1973年、日比谷の野音のバックステージで、私はメンバーの一人に
「本当に、解散しちゃうの?」と問い詰めたものだ。
「うん・・・」答えはそれだけだった。
私は京都の円山公園の最後の最後のコンサートに行った。
ピンクの象に乗ったジョーはあまりにも美しく、終わってしまうことの
一秒一秒が心に染みた。
でも、それは終わりじゃなかった。
お互い、元気に長生きして、若いジェネレーションとも、同世代とも、
一緒にやっていこうよ。
ロックの胎動に身を任せることの喜びを送り続けてくれる彼らに大感謝!


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京都円山公園、1973年解散コンサート。聴衆の中にショッキングピンクの象が運び込まれている。

ジョーはこの象にのぼって、いつまでもいつまでも「サトリ」を歌いつづけた。

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喫茶店レオンでのスナップ。スナップなのに、ずいぶん濃い写真だ。

1970年ごろ? 撮影・染吾郎

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高橋靖子(スタイリスト)
日本のスタイリストの草分け的存在。現在も、広告、CMなど第一線で活躍中。71年、ロンドンで山本寛斎氏とファッションショーを成功させ、その後、「ジギー・スターダスト」期のデヴィッド・ボウイの衣装を担当。鋤田正義氏によるデヴィッド・ボウイやT・レックスの撮影をアレンジしたことでも知られる。著書に『表参道のヤッコさん』『小さな食卓 おひとりさまのおいしい毎日』『わたしに拍手!』などがある。
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