2009.12.25UP
これを書いているのは
国際フォーラムCの楽屋です
このホールで今日から3日間おこなわれます
Ryuichi Sakamoto Playing the Piano featuring Taeko Onuki の
ちょうどリハーサルが終わったところです
私は今、坂本(龍一)さんとミニツアーをしています
じき終わりますが。
一昨日は、日比谷公会堂でした
がっちりした建物そのもののように
音もがっちりしていましたが、
音楽の神様はお留守のようでした。
音楽のみならず、芸術家が集まるホールには
神様が住んでいます。
しかし、そういうことに使われなくなると
その神様はいなくなってしまいます。
ホールが会議ばかりに使われるようになると
また別の神様がやってくるのかもしれませんが
所謂、多目的ホールというのは、そういう空気と匂いがします

日比谷公会堂の客席
建物も音を聴き、どんどん響きが変わっていきます
ゆたかになっていくものです
そういった古くてもよい音のするホールを
日本では、残そうなんて考えはさらさらないようです
いつも経済効率が優先されます
そこがヨーロッパなどと決定的に違うところです

シアターBRAVA!の客席
新しいホールができても
ホールの音がこなれて温かく鳴るようになるためには
歴史的時間が必要です
壊したら二度ともどらない
というのは、ホールに限らず、海も街も同じです
ため息が出るほど、もったいないことです。
さて、あと2時間くらいで、本番がはじまります
数えきれないくらい、ステージで歌ってきましたが
毎回毎回、最初の一声を出すまでが、恐ろしいです
楽しいってことはありません
楽しくないことをなぜ続けているのかと言われそうですが
仕事っていうのは、楽しいだけのものではありませんよね
プレッシャーのない仕事は達成感もありませんし
プレッシャーの強い現場ほど、自分を育ててくれる場はありませんし!
今日もおみえのお客さまに感謝して!
ベストを尽くすことにいたします。

これは以前やったYokohama Bayside Liveのステージ
