
新婚・長谷川京子「私もエロいなと思った」。「七夜待」で“女の色気”語る

結婚してますます艶やかに
「殯(もがり)の森」でカンヌ国際映画祭審査員特別大賞を受賞した河瀬直美監督の最新作「七夜待(ななよまち)」。11月1日の公開に先駆け、河瀬監督と主演の長谷川京子に話を聞いた。
映画は、日本での生活をリセットするためにタイの田舎町にやって来た30歳の彩子(長谷川)が、フランス人男性やタイ人母子との出会い、タイ古式マッサージを通して、自分を見つめ直していくというストーリー。
現場では脚本や決められたセリフがなく、毎朝キャストに“行動”の指示が書かれたメモ1枚が渡された。「何もないところから始めて、本当の自分がにじみ出る瞬間を狙いました」(河瀬)、「固定観念を捨てないとやっていけない現場でした」(長谷川)。中でも印象的なのは、タイ人母子に日本の印象を聞かれた彩子が「とても平和」と涙ぐむシーン。これも用意されたセリフではなく、長谷川自身の“感情”だ。「私が演じた彩子は、恵まれた環境に対して不満ばかりですが、彼女(タイ人母子)たちはシンプルな生活の中で、“生と死”が背中合わせ。悲しい、恥ずかしいという感情を超えて『自分は愚かだ』という気持ちから出てきた言葉です」(長谷川)。それに対し、監督は「狙い通り」と微笑んだ。
全編通して長谷川の“色気”にも目を奪われるが、河瀬監督は「いろいろなものをそぎ落とすことで、彼女の本質的な艶やかさを引き出しました。気持ちの線引きをなくして解放させてあげると、肌も憂いを帯びるんです」とこだわりを語り、長谷川も「作品を見て、私も正直エロいなと思いました(笑)。綺麗にメイクして公の場に出るのも好きですが、心地のいい環境というのは、家に帰りメイクを落として『はぁー』となる瞬間。だから現場でも自分にとって気持ちのいい環境をつくるようにしていました」
取材中も互いを“京子ちゃん”“直美さん”と呼び合うなど、女性同士の信頼関係が伺える2人。長谷川は「直美さんの女性としての生き方に刺激を受けました。家庭を持ちながら映画を作っていることもそうだし、表現を形にすることの正しいやり方を見せてもらった気がします」と監督を称えた。
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