
兵庫県南部、瀬戸内海に面する明石は、沖合に「鹿の瀬」と呼ばれる瀬戸内屈指の漁場をもつことから、古くより、四季を通じて豊富な魚介類に恵まれてきました。地元で海の桜と呼ばれる春の明石ダイ、味の良さで全国に知られる夏の明石ダコ、秋には群れをなすイワシ漁。さらにイカナゴ漁で賑わう2月末から5月にかけて漁師の家では、釜揚げや三杯酢、甘辛く味付ける“くぎ煮”など、毎日様々な工夫をこらして調理しては、一日一升ものイカナゴを平ら
げるといいます。また、タコ焼きの元祖ともいわれる“明石焼き”をはじめ、明石ダコを使った料理にも、この地ならではの食文化が色濃く伺えます。酢ダコ、干しダコ、天ぷら、湯引き、米とぶつ切りにしたタコを醤油で炊き上げる“タコ飯”、そして今回ご紹介する「タコの卵焼き」などなど……どれも素朴ながら素材の旨さを引き立てるものばかり。イキの良さが勝負の魚介を、余さず大切に味わう漁師の方々の知恵を肴に、今宵もビールが進みます。
| ゆでダコの足を小さく切る。 | |
| 卵を溶き、水で溶いた小麦粉を少量入れ、塩をひとつまみ入れてよく混ぜる。 | |
| 卵焼き器を熱して油を薄くひき、卵を流し入れた後、間隔をあけてタコを入れる。 |
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| 卵に軽く火が通ったら端から巻いて形を整え、切り分ける。 |
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