
熊野三山や高野山をいただき、古くから神秘的な地と考えられてきた和歌山県紀伊山地。深山に囲まれ、田畑が少ない山間地は絶好の猟場でもあり、秋冬の山祭りの時期は家族で野うさぎや鹿、猪などの鍋物を囲み、また、川遊びを好む家では、渓流のうぐい、あまこ、あゆ、うなぎ、もくずがになどが年中食卓に上っていたといいます。さて、今回ご紹介するのは、県北部紀ノ川流域の郷土料理。この辺りは唯一平野が開け、米や野菜の栽培も盛んな地域です
が、朝晩は、米をたっぷりのお茶で炊き上げた茶がゆに、あぜでとれた豆や芋を入れた“おかいさん”を主食としていました。また、来客があると新鮮な鶏を一羽、二羽、丸ごと全部食べる「かしわのすき焼き」が定番のおもてなしとされています。秋祭りの頃には松茸もどっさり入って、家中おいしい匂いが立ちこめます。砂糖と醤油のみの味付けに、地鶏と野菜の旨味が引き立って、ビールも味わい深いひとときです。
| 材料はすべて食べやすい大きさに切っておく。 | |
| すきやき鍋を熱して鶏脂(皮または脂身部分)を鍋に引き、鶏肉を軽く焼く。 | |
| 肉以外の具材を鍋に入れ、砂糖と醤油で味をつけながら煮る。 |
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| 具材に火が通った順から、とき卵をくぐらせて熱いうちにどうぞ。 |
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