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三浦憲治さんはYMOから松任谷由実さんと日本を代表するアーティストたちを撮り続けている写真家だ。コンサート写真、CDジャケット、アーティスト写真、また広告や雑誌でも活躍し、そのキャリアは35年にもなる。
出身は広島で、高校では写真部。また岩国から流れてくるFENを聴いているうちに、すっかりロックにはまり、ヤードバーズやレッド・ツェッペリン、ローリングストーンズをよく聴いていたそうだ。カメラマンとしてのスタートは助手をしながら、1970年代来日する外国のロック・ミュージシャンたちの撮影から。ピンクフロイド、グランドファンクレイルロード、フリー、そしてレッド・ツェッペリンなど凄いステージを次々と。当時の音楽専門誌、またFM雑誌などの仕
事でコンサート会場に入り、アーティストたちの熱気あふれる表情を一般客とは違う角度から見てきた。
「ツェッペリンのときはコンサートが3時間でしたが、撮ったのはフィルムたった6本(笑)」
いつもはこの10倍は撮影する憲治さん、それだけ衝撃的なステージに我を忘れたという。
80年代は雑誌GORO(小学館)でYMOを撮り始め、また松任谷由実さんの海外ロケの多くに同行。海外ロケや撮影困難などんな土地に行っても平然と写真を撮り続ける憲治さん、上がりを見ると「この写真いつ撮ったの?」といつも驚かされる。アーティストの誰かが言っていたのだが「憲治さんそのものがカメラ」だと。いい写真を撮り続
け、その信頼感はこれまでの作品が物語っている。
さて、そんな憲治さんの元気の秘密は仕事仲間と楽しく飲むこと。そしてお気に入りのおつまみがあり、また、そばが旨いということもあってよく行くのが「総本家更科堀井」。ビールを飲みながらちょっとした焼き海苔、玉子焼、板わさなどをつまみながら、仲間たちとロック談義に突入。これまで見て来ているものが違うのか、飲むほどに「箱根アフロディーテの時のピンクフロイドは…」なんてマニアックな話題で盛り上がる。そして一段落すると「そば、頼もうか?」となり、これこそが憲治さんの最近お気に入りのひとときなのだそうだ。
この「総本家更科堀井」の創業は寛政元年(1789年)。現在のご主人で9代目になるんですが、名物「さらしなそば」をはじめ、石臼自家製粉で打つ「もりそば」、そばの実を殻ごと挽いた粉で打つ田舎風の「太打ちそば」など、すべてのそばに老舗ならではの伝統やこだわりを感じます。中でも特におすすめなのが、その時々の旬のものをさらしなに練り込む「変わりそば」。柚子、ふきのとう、よもぎなど、1年を通して22種もの食材が練り込まれるので、季節ごとに違った味わいが楽しめますよ。
ぼくは仕事場も近く、ひとりで来ることもありますが、例えば昔から一緒に仕事をしている仲間たちとこの近辺で撮影をしていて、それが午前中で終わった時などにはみんなで来たりもしますね。
そんな時、仲間たちと一緒に飲むビールは格別ですよ。美味しいおつまみやそばを食べながら昼から一杯、たまらないですね。

1949年広島市生まれ。写真家として、サディスティック・ミカ・バンドやYMO、松任谷由実氏など数々のアーティストを撮影。現在もライブを中心に、アーティストの写真を撮り続けている。