写真/堀清英


ノヴェンバー・イレブンス1111

03-3588-8104

東京都港区赤坂3-17-8都ビル2階

18:00〜24:00

不定休

地下鉄銀座線・丸の内線赤坂見附駅、地下鉄千代田線赤坂駅よりいずれも徒歩5〜7分




青島さんのお気に入りの一枚
『ブルースで死にな/宇崎竜童』

『ブルースで死にな/宇崎竜童』
「宇崎のデビュー35周年の最新アルバムです。ダウンタウン・ブギウギ・バンドのお馴染みの曲や、作りためた数々が全31曲2時間30分。聴き応えありますよ」と青島さん。


talking with 青島啓介さん 東京都港区赤坂 ノヴェンバー・イレブンス1111 宇崎氏は「ここは侮れない空間」と言う。それは……

 今回はまず、青柳啓介さんのインタビューに同席してくれた全体のマネージャーでもある浅野博之さんから開店に至るまでお話を聞いた。
「宇崎が竜童組(1985年、New Year Rock Fesにてデビュー)で、アメリカのナッシュビルにレコーディングで行ったときに、街をぶらりしているときに何気なく入った小さな店がよかったんです。年配のジャズマンたちが小さなステージで演奏し、お客たちは飲みながら、食べながら楽しんでいて、『日本でもこういうのがあったら』と9年前にオープンしました」
 さて、ここから今回マスターと音楽談議を交わす青島さんの登場であります。年齢28歳、3年前にこちらに来る前の前職はファッションモデル。
「ワールドミュージック系の音楽が好きで、“いろいろな音楽のライブ”をやっている、ここの募集を知って、まず面接を受けました。目の前にいるのは宇崎さん、阿木さんでしたが、実は二人が誰なのか分からなくて、すぐ実家に電話して、こんな人たちにお会いしたと話したら、両親はびっくりして山口百恵さんを支えた人たちで…とか、いろいろ教えてくれました(笑)」
 さて、青島さんが言う“いろいろな音楽のライブ”をやっているこの「ノヴェンバー・イレブンス1111」だが、ジャンルが広い、なんていうもんじゃない。12月に予定されているライブをちょっと紹介しよう。ロック(アコースティック)、キューバン・ボレロ、ポップス(嘉門達夫氏出演)、ジャズ、ベリーダンス、フォークソング、フラメンコなどなど多種多彩。また、それ以外でもこれまでカンツォーネ、マリオネット、ボサノバ、朗読というのである。こういうのは「ライブの玉手箱じゃー」(ハズシタ?)とでも言うのでしょうか。宇崎竜童さんのライブも年に4回予定され、岩城滉一さんとのコラボもあったりするのだ。とにかくこれまで出演したメンバーが凄い。桑名正博さんをはじめ、ハープの八木のぶおさん、ジャズギタリストの小沼ようすけさん、マルシア、フライド・プライド等々。
「うちの宇崎は『ここは侮れない空間』と言うのですが、それはお客さんが目の前にいて、楽器を弾くにしてもごまかしがきかないんですよ」。43席という狭いスペース、演者たちを目の前で聴けるほどの至近距離、これはお客の満足度は相当高いとマスターは思った。
 ところで、ここはライブビストロと銘打つだけあって料理がしっかりとしている。青島さんが「常連さんは、まずメニューを見る前にこれを頼みます」と、ここの名物料理「キャベツステーキ」をすすめてくれた。茹でて軽く焼いたキャベツ(1/8ぐらい)にチーズを含んだホワイトソースがたっぷり、これがラガーとの相性抜群であった。
「このキャベツは千葉のエコファーム・アサノさんのところのもので、僕らも現地に行って生産者のお話を聞いたりしています。うちは毎月一度、新しいメニューの試食会があって、そのときは阿木さんがいらして、すべて食べてチェックします」
 料理はイタリアンを基本とした創作で、安心安全の食材にこだわり、パンも自家製。ライブと同じく、メニューひとつひとつのクオリティが高いのである。

宇崎・阿木夫妻が青島さんに普段、口走ること

 さて、店長である青島さんが普段気をつけていることがある。
「日々、様々なアーティストが来て下さっています。まず、彼らをきっちりケアすることによって、気持ちよく演奏してくれるんです。すると全体のお客さまの雰囲気もいいし、仕事をしている僕たちも楽しいんですね」
 夕方の6時にオープンし、1回目のステージが始まるのが7時30分、また2回目のステージが9時30分から始まる。(入れ替えはアーティストにより異なります)
「ライブ内容が変わればお客さんの年齢層も変化しますし、毎日が違う雰囲気ですね。ですから、とにかく仕事に飽きがこないんです。例えば、宇崎世代の出演者のときは50代の人たちが多いですし、余談ですが、宇崎のときは地方からの方も少なくなく、ライブが盛り上がるとついつい宇崎の語りも長くなって(笑)、皆さん帰りの電車を気にしながら聞いています」
 マスターは青島さんのこんな話を聞きながら、なぜか頭のなかではダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「知らず知らずのうちに」に流れた。これ思い出がたっぷりの御同輩も多いことと思う。
 青島さんは、お店を任されているのだが、経営者とのやりとはどんなのかというと、「近所に仕事場のある宇崎はお店に来ますが、口は出しません。それが逆にプレッシャーだったりするのですが。宇崎も阿木も、僕に『なにか悩みある?』って聞いてくれるんですけどね、これが無いんですよ(笑)」。


CLOSING TIME マスターの独り言

あの街、この街、ラガーのうまいお店

味の継承 郷土料理を自分で作ってみよう!


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