



まだまだ海外旅行など夢の時代に、サディスティック・ミカ・バンドはイギリスでコンサート・ツアーを行った。派手なグラム・ロック・ファッションに身を包み、カラフルに髪を染めたメンバーたちは、当時の日本の音楽シーンでは他と比較できないほど斬新な音楽性とカッコよさがあった。
それは若者たちがアメ横などでアメリカ製のリーバイス501やコンバースのスニーカーなどを買い求め、また、渋谷パルコに山口はるみさんのイラストがエアブラシで描かれ、若者文化がざわざわし始めていた1975年(昭和50年)のこと。
リードギターの高中正義さんは当時22歳。今回は、この天才ギタリストがサディスティック・ミカ・バンドに参加するところから始めよう。