


「MUSIC MAN」の取材で、アコーディオン演奏者のcobaさんにお会いした。いろいろとお話しているうちに、彼が留学したイタリア、そしてイタリア人の話題になった。
マスターもイタリアはベニスやローマ、ミラノなど3回だけ行ったことがある。もう随分前のことだが、ミラノにいる男3人組のマイ・マインというバンドを取材に行った。そのときに。ミラノの郊外コモ湖周辺を撮影のロケハンでいろいろとまわった。割とのんびりしたスケジュールであったため、コモ湖を船で周遊し、カフェみたいなところに入ると、そこはいい感じに古びたところであった。
親父たちが数人でテーブルを囲み、ポーカーをしていた。これが着ている普段着のジャケットが何ともかっこ良く、やっぱり日本人はイタリア男の着こなしにはかなわないと思った。
無駄話が長くなりましたが、さて、cobaさんがイタリア人の生きることを楽しむ貪欲さを、“欲望上手”と話してくれたのだが、マスターも欲望上手になりたいと思った。しかし、どのようにすればいいのか、これが難しい。
欲望とは、辞書を引くと「ほしいと思う心。不足を満たそうと強く求める気持ち」とある。ほしいと思うこころも、不足を満たそうと強く求める気持ちも、それはマスターもキリなくいろいろありますよ。デジカメの新しいのが欲しいし、今冬流行のダウンベストも欲しいし、また、このところクリエイティブ関係者のギャラの不足感には強く求める気持ちもある。
でも、欲望の塊なんて言われたくないし、欲望がなさ過ぎるのは元気がないということだと思っている。つまり欲望上手とは、人生を楽しむためのバランス感覚なのでしょうね。

さて、今夜の欲望に対して自己問答してみる。
「今、君はこれから何がしたいのかね?」
「ハイ、まずは冷たいビールを飲みたいです。cobaさんの新アルバム『僕のエレキュート』も一緒に聴きたいです。」
「それから、旨い晩ご飯を食べたいです」
「おかずは何がいいのじゃ」
「ハイ、昨日がカレーでしたから、それ以外だったら何でもいいです」
「その後は?」
「ハイ、干したてのフカフカの布団にくるまって、ぐっすり眠りたいです」
「ささやかじゃのう」
さぁ、ビール飲もうっと。キリンラガーが今夜もおいらを待っているんだぜ。