edays WEB MAGAZINE 一日の終わりに Closing Time

マスターの独り言 ラガー音楽酒場のマスター(実は編集者?)が語る、キリンラガータイアップ記事裏話。

 

油井昌由樹さんと過ごした博多での一夜

 今回「ラガー探訪ノート」にご登場いただいた油井昌由樹さんとは、ある雑誌の「夕陽を見る旅」という企画で何度かご一緒させていただいたことがある(マスターは担当編集者でした)。 
 そのなかで思い出深いのは佐賀県でのこと。インターナショナル・バルーンフェスティバル(嘉瀬川河川敷で開催される熱気球の国際大会)へ行き、バルーンに乗って夕陽を見るという内容であった。それは前夜祭。世界から参加した人々のバルーンが大きく膨らみ、河川敷に並んでいる。油井さんは体験的にバルーンに乗り、上空から夕陽を撮影する。その日の夕焼けは空一面を茜色に染め、そこに浮かぶ色とりどりのバルーン、その光景は幻想的でもあった。これまで3万枚ほどの夕陽を撮影している油井さんも感激されていた。
 前夜祭と大会日の2日間を取材し、取材を終えた我々は19時何分かの飛行機で博多から帰ることになっていた。佐賀から博多へ。飛行機の時間まで少し時間があるのでビールでも飲もうということになって油井さんと寿司屋へ入る。「キリンの冷えているの」と油井さんが頼む。油井さんがここがいいという店は大概当たるのだが、そのときのお寿司屋も旨くて安くて、お店の人も感じがよかった。
 で、飲んだり、食べたり、笑ったりしているうちに「今、何時かな?」という油井さんの質問に、「えっ、もう18時30分ですよ」となりマスターは我に返り、そしてあわてた。油井さん「もう無理だな(東京に帰るのは)、泊まって行こうか」と平静であった。「宿はどうしますか?」「何とかなるんじゃないの」となり、ビールを傾ける。こういうことをまるで何も無かったかのように、というのであろうが、マスターも油井さんも翌日の早い時間の飛行機で帰れば何とかなるし、つまり、もうちょっと博多の夜を楽しみたかったのである。
 油井さんの「何とかなるんじゃないの」が心強い。しかし、人間とは決心すると大胆なものである。お寿司を、もっとつまむということになり、「今日は何が美味しいの?」となり、油井さんもマスターも板前さんと和やかに話したりして、板さんもこっちが帰れなくなって、もっと博多の夜を楽しみたいという気持ちを汲んでくれたのか、あのバーがいいとか、あそこが面白いなどと教えてくれるのであった。結局、宿はカプセルホテルとなり、一度外出したものの、お互い持ち合わせがないことに気がつく。で、せめて博多ラーメンでもと思い、食べて無意味にぶらぶらして宿に戻ることに。




 油井さんは隣りのカプセルで即、寝てしまいグーグー。マスターは宇宙の旅への乗り物みたいなカプセルで、大小のグーグーを聞きながらやっぱり帰れば良かったと、なかなか眠れなかったのでありました。教訓その1、急な予定変更はあまりいいことがありませーん!

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
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