edays WEB MAGAZINE 一日の終わりに Closing Time

マスターの独り言 ラガー音楽酒場のマスター(実は編集者?)が語る、キリンラガータイアップ記事裏話。

 

小倉エージさんと香港グルメの思い出

 今回「ラガー探訪ノート」にご登場いただいた小倉エージさんとの思い出話をひとつ。実はマスター、1990年にエージさんと一緒に香港へ行きました。目的は、香港料理のいろいろを食べつくすこと。高級アワビ(ちびちび食べた)料理から始まって、さらに高級なホラガイ料理(もっとちびちび)、高級有名料理店巡り(安く仕上げた)、飲茶(食った食った)、ヘビ料理もいただき(お顔つやつや)、また、野味料理(野生動物料理)も食べに行きました。
 野味といえば日本でも奇味、珍味のことをいかものと称していろいろと食べていましたが、中国には敵うまい。エージさんとの香港で印象深いのは、菓子タヌキというハクビシンを食べたこと。日本でも古くからタヌキ料理は食べられていたみたいで、室町時代に書かれた「大草流家元料理書」にムジナ汁が紹介されている。このムジナとはタヌキのことらしく、作り方なども書いてあるが、それは強力過ぎるのでまた別の機会にゆずるとして、さて野味料理の菓子タヌキ。これは高級素材として、香港ではそう驚くことではないのだ。ハトぐらいの感覚ではなかろうか。そのときは、煮込み料理を食べ、肉はやわらかく甘みがあったと記憶する。また、食べられなかったけれど、ほかにもあの食材が美味しいなどというグルメ話も聞き、香港人の食に対する追求心にはあらためて驚いた。
 その後も香港へ行く機会があり、エージさんに「○○○というお店に行きたいのですが」と相談すると、あそこならこんな料理が今なら旨いと料理名をさらさらと書いてくださって、案内状までお願いし、それを持ってお店へ行くと「小倉さんはお元気か?」などと聞かれ、もてなしを受けたのであった。メニューにはない凄くシンプルな麺料理を出してくれたりして、いい経験をさせてもらった。
 

 ところで香港での楽しみといえば何といっても飲茶だ。ガヤガヤしたところで、テーブルクロスが汚れても気にしないで大声で話しながら食べる活気あふれる食事風景。で、店員さんにお茶のおかわりをすると10人中9人までが誰かと話をしつつ、よそ見しながらお茶をつぐ。忙しいからこぼすのなんか気にしない。これもまた飲茶の楽しみ。
 香港に着いたら、まずは餞焼鴨胸(スモークダックの蜂蜜風味)なんかを食べながらビール。このときにやたら冷えたビールを飲むと、ああ香港に来たのだなという気分になるのである。香港で出されるビールはなぜか凄く冷えているんでね。

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
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