


CMで歌われたバズの『ケンとメリー~愛と風のように~』のヒットは1972年(昭和47年)のこと。この年がどんな年だったかというと天地真理、南沙織、小柳ルミ子とで3人娘と呼ばれ、それはそれは大変な人気だった。また、ビリー・バンバンの「さよならをするために」、ガロの「学生街の喫茶店」、チューリップのアルバム「魔法の黄色い靴」、井上陽水のアルバム「断絶」などがヒットした。今回の「ラガー探訪ノート」にご登場いただいたバズの東郷昌和さんは当時20歳で、ファッションはアイビー。ボタン・ダウンシャツにコットンパンツ、またTシャツにジーンズという感じだった。彼とはよく飲みましたね。で、当時からキリンで、久しぶりにお会いいたしましたが、ファッションも好みのビールも変わっておりませんでした。
「ところで、『ケンとメリー~愛と風のように~』ってどのくらいのヒットだったの?」「32万枚ぐらいかな、この年は化け物があったからさ、あれに比べたら大した事ないよ」「わかった、ぴんから兄弟の『女のみち』でしょ」(326万枚と言われている)こんな話をしながら当時にタイムスリップ。焼き鳥って、串のまま口にもって、ぐっと横にひきながら食べるものだから、話の勢いとともに、
何か勇ましくなって行く。ビールもすすむし、話もすすむ。どんどん焼き鳥を平らげ、「ここの焼き鳥、旨いだろ。刺身もいけるだろ」、やがてやがて、昌和さんは好きなプロ野球の話に(中日ファン)。高木守道の大ファン。かつてもこんな話をしながらよく飲んでいました。最近、バズ再結成で地方のコンサートが楽しみだとか。しかし、飲むほどに話をするほどに、昔と同じ笑い顔になる。思い出って、定期預金みたいなもので、会わなかった年月分、貯まる貯まる、娘だ息子だといろんな話が。人生という荒波の利子もついて、いいオヤジになっていた。「ビール、もう一本」美味しかった。