edays WEB MAGAZINE 一日の終わりに Closing Time

マスターの独り言 ラガー音楽酒場のマスター(実は編集者?)が語る、キリンラガータイアップ記事裏話。

 

松山猛さんからうかがった加藤和彦さんとビートルズの関係

 今回は「ラガー探訪ノート」取材時のお話。
横浜・中華街の「楽園」で松山猛さんは、次々出てくる料理に手をつけず、まずは冷えたキリンのラガービールをグラスに注いで、ぐびっと美味しそうに飲む。そして料理をいろいろとつまみ始めた。そんななか今回松山さんからそうか、そうだったのかという当時のお話をうかがった。
 それは、ザ・フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」の、あのテープの回転をずらすというのは、誰が考えたかということで、「当時、加藤和彦さんがよくビートルズの『ホワイトアルバム』を研究していて、つまりそれは録音のいろんなテクニックが詰まっていたアルバムだったから、逆回転であるとか、そういうところから発想したのではないか」であった。なるほど。
 ビールを飲みながらおいしい料理のひとときだからこそ聞ける話かも。松山さんは「ここの裏メニュー食べてみる?」と取材班に聞いてくれた。みんなが「ぜひ!」となり、「じゃママ、ロウメン3人前お願い」となった。これが汁のないラーメンとでも言ったらいいのか、昔のレシピをそのまんま復元した料理で、麺の茹で具合といいスープの染み込んだ味といい、もう一度食べたい!と叫びたいぐらいおいしい料理だったのである。松山さんは、、このときも冷たいビールをぐびっ。本当においしいそうに飲むのであった。
 やがて話題はサディスティック・ミカ・バンドのアルバム『黒船』の制作話になるのだが、当時松山さんを始めまわりはロンドンポップ華やかしき頃のロンドンへ旅をし、日本を客観的に見ている。

それで、「日本人が大きな意味で未知との遭遇のような経験をした幕末って何かおもしろかったんじゃないか」と、いうコンセプトでこのアルバムは始まったのである。そう考えると「タイムマシーンにお願い」はなんと素敵な曲だろうか。
このアルバムは1960年代から今日に至るまで第一線で活躍するクリス・トーマスのプロデュースによるもの。余談ながらクリス・トーマスはエルトン・ジョンとは同級生で学生のときにバンドを組んでいる。で、実はクリス・トーマスは、『ホワイトアルバム』の制作にかかわっており、アシスタント・プロデューサーだったのである。

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