新宿西口・思い出横丁で“思い出”とともに寿司を堪能
新宿西口・思い出横丁にある「寿司辰」を訪れた。思い出横丁といえば、戸板1枚で仕切られたお店が建ち並び、昼間から焼きとりや焼きとんの煙がモクモク。そんな、“古きよき時代”の面影を今に残す場所である。
「どんなお店なのだろう?」とワクワクしながらのれんをくぐると「ぃらっしゃい!」と威勢のいい声で迎えてくれた。ご主人は筋の通った江戸前寿司職人的風貌で、聞けば、この道ひと筋40年。
ならばすべてをゆだねようと思い「おまかせ寿司」を注文。するとこれが大正解。スゴ腕から握られるマグロやエビ、アナゴなどの定番モノに加え、タケノコやホタルイカなど旬の握りも味わえた。また、ご主人のすすめで寿司を塩でいただいた。魚介のうまみとほんのり温かいシャリのふんわり感、そして程よい塩っ気が口の中にじんわり広がり、「こういう楽しみ方もあったのね!」であった。
ところで、ご主人は、この場所で変貌著しい新宿西口の歴史をずっと見守ってきた人物でもある。
「戦後間もない頃の新宿は…」「都庁が移転してきた時の新宿は…」「ここ最近の新宿は…」。
ご主人が語ってくれるそんな貴重な“思い出”の数々が、寿司とラガーをさらに味わい深いものにしてくれるのであった。
ここは新宿西口・思い出横丁…。行き交う人々が、みんな物語の主人公に見えた。
寿司辰(すしたつ)
東京都新宿区西新宿1-2-7
03-3342-0740
16:30〜24:30
土曜・日曜・祝日
カード使用不可
平均5,000円
JR新宿駅より徒歩3分
ネタは毎日築地に揚がる新鮮な魚介のみを使用。さらに、お米は福島産のものとコシヒカリをブレンドするなど、シャリにもこだわりがある。「盛り合わせ(1人前)」2,000円や「おまかせ寿司」3,000円のほか、単品での注文も可能。