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2009.12.25UP

2009年の話

今年もあと少しで暮れようとしています。
いつもは音盤とそれにまつわる自分の思い出話ですが、
今年はいつもよりも自分的にはライブをした気がしています。
それはきっと規模的な問題ではなく印象的なものを
沢山経験したからに違いありません。
そのいくつかを記します。

毎度ばかばかしい話を一席。


今年の始めは木津茂理さんのコンサートで幕を開けました。
木津さんとは東京シャイネス以来のお付き合いです。
木津さんは民謡界とポップスをつなぐ日本の宝だと思います。
このライブではインドネシアのポップス「クロンチョン」や
エキゾチックサウンドやら自分も大好きなものばかり演奏しました。
細野さんをはじめシャイネス仲間でカントリー以外を演奏したのも
この時点では新鮮な一コマでした。

その翌週、おなじ青山Cayで細野さんの主催するデイジーワールドの
イベントが開催された。これから毎月やると細野さんはおっしゃっていた。
僕は内心2~3回で終わるのでは思ってました。
しかし結局毎月行われる事になりました。
音楽だけではなく演芸、映画、そして僕のウクレレの生徒達の演奏やら
毎回何が起こるかわからないイベントでした。
先月の今年最後のイベントではプラスティック・オノ・バンドが登場!
イベントはネクストレベルに突入しました。
来年も乞うご期待。

自分が所属する事務所「TONE」の設立5周年のイベント、
「TONE NIGHT」に同事務所の稼ぎ頭=鈴木正人くんと
ROVOのグルーバー=芳垣安洋氏に支えられてソロライブ。
お二人のスキルにいつも助けられて自由にやらせてもらってます。

同月「高田渡生誕界」が催された。今年が最後でした。
思えば親父が亡くなってから毎年行われたこの会に
一度もきちんと参加出来なかった事を少し後悔しました。
この日も仕事がつまっていて出番後、退出して最後まで観れなかった。
後で皆さんから聞いた話ですととってもお後がよろしかったようです。
この場を借りて、毎年尽力して頂いたみなさんに感謝します。

翌月、我がマネージャーであり事務所の社長であり一番の理解者であろう
是澤氏の主催するイベント「Springfields」が開催された。
今年は大阪場所、東京場所と2カ所で行われた。
来年再来年とさらに発展をつづけて春の祭典の定番になって欲しく思います。
ちなみに僕は細野バンドで参加。

僕の育った街、吉祥寺の弁天湯(もちろん千湯)でのイベント「風呂ロック」の
復活の回に完全ソロ、つまり一人で参加させて頂きました。
洗い場の音響を利用していつもよりもアンビエント色を強く演奏しました。
予想以上に音響面で苦労しましたがとっても楽しいライブでした。
こういう会場でやるのは良い経験になりますね。
何よりもインスピレーションを刺激されます。

翌日に六本木のブレッツで細野さんとデュオでほぼシークレットライブ。
しかも珍しくエレクトロニカ!スケッチショー以来では。
珍しい細野さんのエレクトロノイズは新鮮で刺激的で
いずれこのフォーマットの演奏はきちんとやってみたいなと思いました。

高橋幸宏さんのソロライブも今年です!
pupaメンバーの一部とゲストの小山田くん、
さらにはドイツからラリ・プナのバレリー嬢という超豪華ラインナップ!
同バンドは生のグルーブとエレクトロニカとのバランスが難しくも
とても挑戦的なバンドになったと思います。
この勢いでフジロック、さらには「De La FANTASIA (後述)」に参加。
このバンドでの体温はそのままYMOでさらなる深化を。

天才的っでとっても美しいエミ・マイヤーちゃんの
ソロライブにはゲストとしてギターで参加しました。
何しろ可愛い&歌が良い!天は二物を与えたようです。

前述の芳垣氏の新宿ピットインでのライブにも参加。
ここで演奏する時はいつも少し背伸びしてチャレンジをしています。
また来年も出来るかな?
スタッフのみなさま、先日は大変失礼しました。

鎌倉の小さなカフェで細野さんのライブ。
こんなハコで細野さんとご一緒するとは思いも寄らなかったですが、
いつもよりも演奏しやすかった気もします。
またこういうのもやりたいですね!

師匠の山内雄喜氏とのデュオを吉祥寺アムリタ食堂で。
久々の師匠は以前にも増してMC炸裂!

、、、師匠についてはまたいつか(笑)

毎年恒例になりつつあるワールドハピネスでは久々のpupaとYMO。
pupaはあえて作りかけの新曲を披露。
YMOはもはやファンクバンド!
こんなグルーブをステージで体感出来ることがなんて幸せなのでしょう。
この項はこれ以上は書きません(笑)
ただ、「ハロ-・グッバイ」を演奏した事にネガティブな意味は無いっすよ~~!

福岡でのイベント、MUSIC CITY 天神ではソロで初参戦。
多分、今年のソロでは最高の出来だったと思います。
もちろんサポートには正人くん、芳垣さんの不動のリズム隊。

久保田麻琴さん主催の京浜ロックフェスに細野バンドで参加。
ひさびさのハリー&マックにファンも大喜びだったと思います。
久保田さんのサイケなエレキが印象的でした。

前述のイベント「De La FANTASIA 」開催!
こちらも今年からスタートするイベントで「Springfields」とは兄弟関係。
僕はサケロックオールスターズと細野バンドで参加。
久々のサケロックオールスターズのリハで僕がアレンジした
「ファイアークラッカー~サケロック」の楽譜を自宅に忘れて焦った記憶しかない(笑)
角張くん、ありがとうね!
細野バンドは遂に脱カントリー(笑)。
ミハルさんのオムニコードや僕のスタイロフォンなど新機軸がこれからどうなるか?
翌日は幸宏さんバンドで参加。
もはや何の問題もない安定した演奏力でした。

長野県の上田にある上田映劇という古い映画館ではソロ演奏。
とっても雰囲気のあるすばらしいシチュエーションでの演奏でした。
が、僕の出来は40点くらいかな、、、。
今年一番の悔いが残るライブでした(苦笑)。
上田のみなさん、高田漣はもう少しやれば出来る子です(笑)。
イベント自体は最高のものでエゴのよっちゃんのソロがスゴく良かったです。

サケロックオールスターズで一緒の
Asa-Changと初めてのデュオで伊香保温泉。
Asa-Changとは本当に相性が良くって、また自分に欠けている、
演奏面での合理性と面白成分を刺激してくれます。
MC長めのゆるゆるライブでした(笑)。

落語家でありシンガーとしても「焼き肉食べ放題」で空前のヒットを記録した
桂雀三郎師匠との対バン(?)も楽しかったです。
こういうライブには自分も力が入りますね。
何故か鍵盤弾き語りが多く、自分はいったい何奏者かもはや解読不能(笑)。

そして昨日はキネマ旬報主催の「映画を聴きましょう」に細野バンドで参加。
さらには我がウクレレ教室の選抜メンバーも参戦しました。
今回のレパートリーは今年一番の難易度の高さでしたが、
演奏家としての喜びを感じられるライブでした。
生徒達は思った以上に緊張していなかったようで良い演奏だったと思います。

まだ、今年はライブがありますがここらでお開きにしましょう。

今年は振り幅の大きい大小色んな規模のライブをしました。
そのひとつひとつに感謝しつつ、、、。

それでは皆さん、よいお年を。


高田漣


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高田漣(ミュージシャン)
1973年、日本を代表するフォークシンガー・高田渡の長男として生まれる。14歳からギターを始め、17歳で、父親の旧友でもあるシンガーソングライター・西岡恭三のアルバムでセッション・デビューを果たす。現在は、スティール・ギターをはじめとするマルチ弦楽器奏者として細野晴臣、高橋幸宏、ハナレグミ、アン・サリー、畠山美由紀、Human Audio Spongeなどのレコーディングやライヴで活躍中。ソロとしても今までに5枚のアルバムをリリース。2008年には、高橋幸宏、原田知世、高野寛、高田漣、堀江博久、権藤知彦の6人で「pupa」を結成し、デビュー・アルバム『floating pupa』を発表している。同年、崔洋一監督によるショートフィルム「ダイコン」(小泉今日子主演)の音楽を担当。
【official web site】 http://www.tone.jp
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