ttle_music06.jpg

2009.12.07UP

80年代の夢の話

もうすぐジョン・レノンの命日ですね。
来年は没後30年なんですね。時が経つのは早い。

毎度ばかばかしい話を一席。

小学2年生の冬にジョン・レノンが凶弾に倒れた。
確かその同時期にレーガン大統領の暗殺未遂があってTVで報道されていた記憶があります。
だから思春期になるまで僕はジョン・レノンが撃たれるシーンが
TVで流れていたと誤解していました。

その時は名前すら知りませんでしたがボブ・マーリーも
ハワイのカリスマ、ギャビー・パヒヌイも亡くなった。
1980年の出来事です。
少年達のヒーロー=ウルトラマンはこの年「ウルトラマン80」という
新しい兄弟を産み出した。
子供達の意識化にも80年代到来が刷り込まれていたのです。
ある日僕はカレンダーを見て今までと違って1900の後が8になっている事に
気がつき「すごい!80年だよ」と何故か狂喜乱舞しました(笑)。
まわりの大人はもうとっくに知ってるし、
またこのガキは何か叫んでいるなと苦笑したに違いありません。

当たり前ですがたった10年の間の80年代。
その間に僕は小学生から高校生になり、丁度90年代の初めての
自分の誕生日の直後の夏の日に初めてレコーディングにお邪魔して
音楽家人生がスタートしました。
その日の事や、それからの事はもっとゆっくり話せる機会に譲ります(笑)

小学生の頃(恐らく79~80年)初めてウォークマンを目の当たりにした時の感動たるや、
オドロキのあまり半べそかきそうなくらいでした(笑)
親父の毎年恒例の軽井沢の「ヴァージニア・グリーン」での巡業中のことです。

、、、毎年一ヶ月ほど滞在していたこの別荘地での話もまたいつか(笑)

僕は保育園児の頃からある一枚のレコードを愛聴していました。
そのアルバムはハリー・ニルソンの「ハリーの肖像」というアルバムです。
その後にこのアルバムにレノン・マッカートニーの曲が入っていた気がして、
ビートルズを聴くようになりました。
途中からその事を忘れて没頭するほどビートルズの方にのめり込んでしまいました(笑)

さてさてそのウォークマンから流れてきたのが「ハリーの肖像」だったのです!
親父がいたずらな笑顔で笑っていたのが印象的でした。
なんでこの小さい小箱からあのレコードの音が流れるのだろう?
なんて素敵な機械だろう!
子供ながらにこれから始まる未来にとっても期待しました。
丸っこい車が空を飛ぶ日も近いだろうと。

それから数年後にはラジカセが子供達の手元にも届くようになりました。
テレビのスピーカーの前で録音する超アナログな方法からTVチューナー内蔵の機種も登場し、
こぞってお気に入りのアーティストをエア・チェックし始めたのです。
もっとも貧乏母子家庭の少年にはダブル・カセット&TVチューナーのラジカセなんて
高嶺の花以外のなにものでもありませんでしたが(笑)

僕は恐らくその頃からの刷り込みがあって、
今だにラジカセに心が惹かれます。
トーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」の冒頭の
デヴィット・バーンがアコースティック・ギターとラジカセを持って登場するシーンしかり、
クラッシュの「ロック・ザ・カスバ」のPVのあのラジカセ!
ピストルズの黒幕=策士マルコム・マクラーレンの「ダック・ロック」のジャケットは
ペイント&デコレートされたラジカセが。
アート・ワークはまだ新進気鋭のアーティストだったキース・ヘリング。
80'sを感じさせますねぇ~~~。

IMG_0383.jpg

IMG_0384.jpg

IMG_0385.jpg

IMG_0391.jpg

先日も僕のラジカセ好きを知る知人から「ラジカセ・ビジュアル・ブック」を
頂きました。そこには僕の愛機が映っているではありませんか!!!

IMG_0381.jpg

その名はSONY CFS-C7(STEREO CHORD MACHINE)です。
ラジカセなのにリズムボックスとコード(ないしは単音)が演奏出来るという
、、、変態ラジカセ(笑)
しかも外観がスタイリッシュで現代でも通用しそうなデザインですね。

IMG_0387.jpg

IMG_0388.jpg

IMG_0389.jpg

問題はこれがラジカセである必然性が希薄という事でしょうか(笑)
あっ!でもギター入力端子も付いていてこれらの演奏を録音出来ますよ!
、、、何の為に、、笑、、、デモテープ作れるし、、、、
、、、ラジオも聞けます(笑)。

この名器はラジカセ専門店「ターボソニック」で買いました。
当時は高円寺にありましたが最近移転したようです。
僕は移転後はまだ行けてないのですが
みなさんよろしかった是非お立寄り下さい。
あの頃の夢見がちな未来を垣間見る事が出来るに違いありませんよ。


高田漣

IMG_0392.jpg


<PREV  NEXT>  

img_profile_music06.gif

高田漣(ミュージシャン)
1973年、日本を代表するフォークシンガー・高田渡の長男として生まれる。14歳からギターを始め、17歳で、父親の旧友でもあるシンガーソングライター・西岡恭三のアルバムでセッション・デビューを果たす。現在は、スティール・ギターをはじめとするマルチ弦楽器奏者として細野晴臣、高橋幸宏、ハナレグミ、アン・サリー、畠山美由紀、Human Audio Spongeなどのレコーディングやライヴで活躍中。ソロとしても今までに5枚のアルバムをリリース。2008年には、高橋幸宏、原田知世、高野寛、高田漣、堀江博久、権藤知彦の6人で「pupa」を結成し、デビュー・アルバム『floating pupa』を発表している。同年、崔洋一監督によるショートフィルム「ダイコン」(小泉今日子主演)の音楽を担当。
【official web site】 http://www.tone.jp
ページ上部へ
新着紹介のRSS ラガー音楽酒場のRSS ラガー音楽酒場 e-days プレゼント&インフォメーションのRSS e-days プレゼント&インフォメーション