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2009.09.07UP

ハンターでレコード漁りの少年時代

R0025781.jpg キングストン・トリオで初めてLPレコードという物を知った僕は時々LPを買うようになった。25センチ盤であってもLPにはあと8曲もヒット曲ではない結構良い曲が有った。ヒットシングルレコードしか聞いてなかった僕にとって、ヒットしてなくても良い曲があるという新しい発見だった。もっといろんな曲が聴きたくなって、僕の音楽的興味はシングルからLPへと移っていった。

 当時シングルとLPの値段の差は大きく、特に新しいLPはまだヤマハなどに注文して何ヶ月も待たなければならなかった。しばらくすると中古レコード店というのがあるらしいという噂をきいた。当時はまだ進駐軍がいた頃で(今の代々木の体育館の辺りは塀に囲まれたアメリカだった)、アメリカの兵隊達が日本を去るときや必要がなくなったレコード、楽器、洋服などを売っていたらしく、それが結構安い値段で売られていた。有楽町のビルにあったハンター、新宿の小沢、神田のハルモニア等だ。

 また渋谷の道玄坂を上がっていって右に入った所、現在台湾料理の麗郷がある前の路地や、横須賀にあった米軍の払い下げを売っている店に行くようになった。特に渋谷の道玄坂の店は学校の行き帰りにも寄れたのでよく通った。その一角の払い下げ屋にはいろんな物が売っていて、当時はまだ日本製がなかったスニーカーやボタンダウンのシャツも売っていたのだが、中学生だったのでお洒落に興味が無く、もっぱらレコードをみていた。洋服を買い始めたのは高校生になってからだ。

 当時はまだポップスやジャズ、クラッシックが全盛で、フォークはまだまだ知る人ぞ知る音楽だったから何処の中古レコード店でもすぐ売れるという事は無かった。一週間たっても同じレコードが残っていた。

 中学生最後の頃は音楽、車、(その頃はまだ英字新聞の外車の広告をスクラップしてファイルブックなどを作っていた)テレビ("パパ大好き"や"家のママは世界一"と言ったアメリカのホームドラマ)に夢中で、学校の勉強は全くしなかったから成績は常に悪く、親からはいろいろと言われたがなんとか進級して高校へも入学できた。


[近況メモ]

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9月末からドニーフリッツのツアーです。
本場の南部サウンドいまから楽しみにしています。

http://www.toms-cabin.com/DonnieF2009/



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麻田浩(ミュージシャン)
1944年、横浜生まれ。63年明治学院大学入学後、マイク眞木、重見康一、渡辺かおる等とMFQモダンフォークカルテットを結成。カレッジフォークを代表する人気バンドとなる。自身の音楽活動のほか、外国人アーティストの招聘やコンサートのプロデュース、日本人アーティストの海外進出を手がけるなど幅広く活躍。プロモーション会社「トムス・キャビン」代表。
【TOM'S CABIN PROMOTIONAL WORKS】 http://www.toms-cabin.com
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