第4回デレク・トラックス インタビュー
エリック・クラプトン、デレク、オールマン...とくれば、フラワームーヴメント世代ならまず思い浮かべるのが名曲「レイラ」と伝説のバンド「デレク&ドミノズ」だろう。まさにそのイメージをファースト・ネームに背負った男。それがデレク・トラックスだ。しかもそのギター・サウンドはアンプ直のロック直球勝負。こんな芸当のできる男がなんと28才の若者というから二度びっくりである。
デレク「アンプはフェンダー・スーパーリヴァーブ。もちろんエフェクターは何ひとつかましていないよ。ギターはギブソンSG。アームブリッジをストップ・テールピースに変えてある。クリーンからディストーションまで欲しい音は全部出せるよ。」
この言葉通り、恵比寿リキッド・ルームでのライヴではスライド・バーでの名人芸に指弾きでの絶妙なニュアンスも加味、縦横無尽にギターがシャウトするかと思えば繊細に響くという、まさに自在に音色を操っていたのだ。
デレク「スライド時の指弾きでピックを握り込むのが面倒でいつの間にか全て指弾きになってしまったんだ。でも指弾きは細かいニュアンスを表現するのに最適だった。」
また彼はレギュラーチューニングではプレイしていない。
デレク「18歳の時のアルバムではジャズ的楽曲を主にプレイした。レギュラーチューニングとは異なった発想やフレーズで弾けるのもメリットなんだ。オープンEでずっと弾いてきてるので、普通のチューニングをもう忘れてしまった。(笑)」
セカンド・アルバムからはデルタ・ブルースへの原点回帰を果たし、自己のバンド・サウンド追求に迷いの無い直球勝負はますます冴え渡る。

