HOT MENU
RSS


CD REVIEW

ロッド・スチュワートの集大成ともいえるベスト・アルバム発売!


rodstewart.jpg
ロッド・スチュワート
スーパースター・ストーリー
〜ザ・ベスト・オブ・ロッド・スチュワート〜

ワーナーミュージック・ジャパン
2009年1月28日発売

<通常盤 2CD>
WPCR-13304 \3,280(税込)
<デラックス・エディション 2CD+DVD>
WPZR-30326 \3,980(税込)


【Disc1】
1.マギー・メイ
2.マンドリン・ウィンド
3.エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー
4.ステイ・ウィズ・ミー
5.ユー・ウェア・イット・ウェル
6.セイリング
7.キリング・オブ・ジョージー(パートI&II)
8.今夜決めよう
9.さびしき丘
10.胸につのる想い
11.ただのジョークさ
12.ホット・レッグス
13.アイム・セクシー
14.パッション
15.燃えろ青春

【Disc2】
1.トゥナイト・アイム・ユアーズ
2.ベイビー・ジェーン
3.おまえにヒート・アップ(インファチュエーション)
4.サム・ガイズ
5.ラヴ・タッチ
6.フォーエヴァー・ヤング
7.キャント・テル・ミー・ノー
8.ダウンタウン・トレイン
9.ジス・オールド・ハート・オブ・マイン
10.もう話したくない
11.リズム・オブ・マイ・ハート
12.ザ・モータウン・ソング
13.トム・トラパーツ・ブルース
14.ハンドバッグと外出着(アンプラグド)
15.ハブ・アイ・トールド・ユー・レイトリー(アンプラグド)
16.リーズン・トゥ・ビリーヴ(アンプラグド)
17.トゥー・シェイズ・オブ・ブルー

【Disc3 DVD(デラックス・エディションのみ)】
1.セイリング
2.もう話したくない
3.キリング・オブ・ジョージー(パートI&II)
4.さびしき丘
5.胸につのる想い
6.ホット・レッグス
7.アイム・セクシー
8.あばずれ女のバラード
9.ダンスは一人じゃ踊れない
10.燃えろ青春
11.トゥナイト・アイム・ユアーズ
12.ベイビー・ジェーン
13.フォール・イン・ラヴ・トゥナイト
14.ウー・ラ・ラ

 今、ロック・ファンの間で最もホットなニュースと言えば、2月21日と22日、突如決定したエリック・クラプトンとジェフ・ベックの、史上初となる夢の共演コンサート(チャリティ・イベントやゲストでの共演は除く)だろう。かつてそのジェフ・ベック・グループの一員としてメジャー・デビューし、現在でもジェフ・ベック・グループの歴代メンバーの中で最高のヴォーカリストと評されているロッド・スチュワートの2枚組ベスト・アルバムが、こちらは13年ぶりとなる3月の来日公演を前にリリースされることになった。

 因みにそのジェフ・ベックとのバンドは短命に終わり、『Truth』(68年)と『Beck-Ola』(69年)の2枚のアルバムのみで解散してしまったが、このバンドがレッド・ツェッペリン結成に多大なインスピレーションを与え、雛形になったというエピソードは有名だ。その後、ロン・ウッドと共にフェイセスに参加して 人気ロック・ヴォーカリストとなり、フェイセス在籍中からソロ・アルバムもヒットさせて70年代英ロック・シーンを代表するアーティストとなったロッドはフェイセスを独立。アメリカでも大成功を収めてスーパースターになったのはよく知られるところだ。

 さて、この2枚組ベスト・アルバム収録曲だが、フェイセス名義のDisc1-4以外は全てソロ・アルバムからの選曲で、リストのように主だったヒット曲、代表曲、全32曲が網羅されている。それぞれの曲について詳しく紹介するスペースはないが、初めて全米チャートナンバー1に輝き大出世作となったDisc1-1を始め、初期のフォーキーな、あるいはカントリー・フォーク調の素朴なアコースティック・サウンドのナンバーにこそロッド本来の魅力があるのではないかと改めて思った。

 もちろん、Disc1-6、8、9、10、11といった美しく郷愁を誘うようなミッド〜スロー・バラードでの歌唱力が素晴らしいのは言うまでもないが、全英全米共にチャート№1に輝いたDisc1-13のようなディスコ・ブームに乗ったヒット曲でも、独自の個性をしっかりアピールしているのに今更ながら驚かされる。さすがにそれ以降、アメリカでヒットしたディスコ調の曲やポップ路線のDisc2-1〜5あたりは今聴くと時代遅れなアレンジで少しツライが、トム・ウェイツの名曲カヴァーDisc2-8、13、「セイリング」タイプの傑作バラードDisc2-10の切なく甘いヴォーカルも思わず聴き惚れてしまう。

 更にDisc2-14〜16は、93年に収録されたMTVの人気番組『アンプラグド』出演時のスタジオ・ライヴで、最初期の隠れ名曲14、ヴァン・モリソンのカヴァー15、原曲でもギターを弾いていた現ローリング・ストーンズの盟友、ロン・ウッドがギターでゲスト参加した16と、どれも素晴らしい出来だ。また最後 の17は、98年のアルバム『ザ・ニュー・ボーイズ〜ウー・ラ・ラ 1998』録音時の注目の未発表アウトテイクで、「ストレンジャー・イン・パラダイス」でもお馴染みのポロディンの歌劇から美しく切ないメロディを取れ入れたロッドのオリジナル曲である。

 60年代からのロッド・ファンの我が儘としては、ソロ・デビュー作からの「ダーティー・オールド・タウン」や、セカンドからの「カントリー・コンフォート」等も入れて欲しかったが、それだと2枚組では収まらないということだろう。因みに本作にはDVD付きのデラックス・エディションもあり、今回初めて商品化される70年代の懐かしいビデオ・クリップばかり全14曲を収録しているのが話題で、ファンならこのDVDを見るためだけでも買う価値はあるはずだ。

 一方で昨年11月、ロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ケニー・ジョーンズ、イアン・マクレガンの4人が、フェイセスの再結成に向けてのミーティングを行なったとのビッグ・ニュースも飛び込んできた。とりあえずみんなが曲を覚えているかどうかの確認のためにリハーサルを行なったとの噂だが、いずれにせよ今回のソロ・ツアー終了後、フェイセスとしてのワールド・ツアーの可能性は極めて高いだけに、今後の動向から目が離せない。

文=保科好宏


NEWS

CD REVIEW

BOOKS&FILM

GUITAR LEGEND

SOUND GADGET

BAND WORKSHOP


e-days「イーデイズ」は大人の感性を刺激するWEBマガジンです。