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webマガジン e-days(イーデイズ)東京 大人の遊び場PLAYその他都内TOPPAN HALL|トッパンホール

「弦のトッパン」と呼ばれるコンサートホール 木を使った空間の特徴を生かした公演内容も好評
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 江戸川橋駅と飯田橋駅の間に位置する楕円形のビル「トッパン小石川ビル」。この中にあるトッパンホールは、凸版印刷が創立100周年記念事業として2000年にオープンした、音響性能を徹底的に追求したクラシック中心のコンサートホールである。
 「ヨーロッパという一地域の音楽でしかなかったクラシックが世界的に普及することになったきっかけに、音を記録する“楽譜”の誕生があります。そして、印刷技術の発明により、“楽譜”は楽器とともに海を越え、広く世界中に普及することができたのです。クラシックと印刷は実は関係が深いんですよ」と教えてくれたのは広報の藤瀬さん。トッパンホールにはある特徴があり、その個性に合わせた公演内容にも独自性があるのだという。
 「まず、当ホールの特徴はその音のクリアさにあります。通常、コンサートホールの残響は長いほうが良いとされますが、そこをあえて短かめにつくったことから、適度な残響をもつクリアな音響が生まれました。親密度の高いこの空間には、小編成のオーケストラやカルテット、リサイタルなど室内楽が適しています。当ホールの主催公演はそれらが中心になっていますが、とりわけ弦楽器の響きに定評があり、『弦のトッパン』とも呼んでいただいています」
 また、ホール全体を「浮き構造」にして、外部の騒音や振動を遮断した理想的な空間を実現。500席が入るスペースを、あえて408席とゆったりと余裕のある作りにし、舞台高も60cmと低く客席との距離が近いので、他のホールにはない一体感が味わえるのだ。ホールの特性とそれをいかした公演内容は人気を博し、そのため、年間30本以上の主催公演は、完売が多い。本場ヨーロッパの有望な若手や旬の知られざる実力派など、日本初公演となるアーティストの招聘にも力を入れているという。
 「ホールのコンセプトは、若手の発掘、地域との共生、クラシックの普及。ヨーロッパの音楽事情に詳しい専門スタッフが直接現地を回り、自分の目で見て、耳で聞いたものを自信を持ってご紹介しています。おかげさまで主催公演は、企画力が高いと専門家筋に評判なんですよ。嬉しいことにホールにお客様がついてくださっているので、演者を知らなくてもトッパンホールの企画ならばと、聴きに来てくださいます」
 6月は面白い公演も目白押しで、6月15日には新世代の旗手、ダニエル・ホープの日本初となるバイオリンリサイタルが、6月26日にはいま日本で最も脂ののったカルテット、アルティ弦楽四重奏団の公演が行われる。また、秋からはじまるシリーズ「歌曲(リート)の森」では、これまで日本では珍しかったリートにスポットを当てるなど、トッパンホールの新しい試みは尽きない。その耳で、カラダで、ホールの音と公演を体感してほしい。

取材・文/宮原香菜子 

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1.床はカリン、壁はカバザクラ、舞台にはヒノキと木をふんだんに使ったホールは8年経った今も良い状態を保っている。
2.ホールの天井に横たわるセロリ状のレリーフ。これにより音を拡散させ、強い反射音を防いだ心地よい響きを伝えることができる。
3.舞台から離れた席にもクリアな音が届くように、前方席より後方席の背もたれが高く作られている。
4.ラインアップはトッパンホールらなではの顔ぶれも多い。年間約30本の主催公演のほか、場所貸しも行っている。(写真は6月の公演が期待されるアルティ弦楽四重奏団)

TOPPAN HALL

住所 東京都文京区水道1-3-3

電話番号 03-5840-2200
(チケットセンターは03-5840-2222)

営業時間 公演により異なる

金額 公演により異なる

URL http://www.toppanhall.com/



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