東京 大人の遊び場
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音に酔うか、料理に酔うか・・・。自分仕様の楽しみ方に出合えるジャズクラブ
JZ Brat

 ジャズクラブといえば“マニアや愛好家が集う閉鎖的な場所”というイメージを持っている人、多くありません? しかしこの「JZ Brat SOUND OF TOKYO」は違います。とにかく門戸が広い。入門編として誰もが気軽に入れる、新世代のジャズクラブなのだ。

 その理由はまず、パブリックな場所であるホテルにあるから。位置するのは、渋谷を大人の街に変えた立役者のひとつ「セルリアンタワー東急ホテル」。基本的に予約制だが、ホテルのラウンジを使う感覚でふらりと訪れても、満席でなければ入れる気安さがいい。さらに音楽の間口も広い。

 毎夜繰り広げられるのは、スタンダードジャズを中心に、フュージョン、クラブジャズ、ジャズファンク、ラテン、ボサノバなど。カルチャーの発信基地である“渋谷発のジャズクラブ” ということを意識し、日本のアーティストを中心に、トレンドを敏感に反映したラインナップを心がけている。とはいえ、大御所アーティストのライブもあるから、長年のジャズ愛好家も満足、というワケだ。

 さらに楽しみ方も実に自由。アーティストとの一体感を味わいたいという方には、ステージとフロアが同じ高さにある、最前列周辺のかぶりつき席がおすすめ。対して、マイペースに酒と音楽に酔いたいなら、サックス型ビールサーバーがセクシーなバーカウンターへ。そして生演奏を聴きながらお食事を優雅に楽しみたい場合は、中2階にあるテーブル席がベストだ(席は予約順に決定)。

 離れたシートでも演奏がよく見えるようにと、カウンター後ろの壁面にはライブ映像が投影され、アーティストの指使いや表情まで分かるという心ニクイ演出も。多彩なシーンで自分仕様の楽しみ方を見つけられる、これぞ、オトナのためのジャズクラブだ。

取材・文/高橋かおり 写真/関根則夫

JZ Brat

1. その日の出演アーティストをイメージしたオリジナルカクテル各1000円。出演アーティストからのリクエストや演奏内容からインスピレーションを受けて作られる。
2. 客席とステージに隔たりもなく、とても間近に演奏を楽しめる。
3. レッド、ブルーを基調としたモダンな店内。
4. 渋谷駅近く、セルリアンタワー東急ホテルの2階にあがると、大人の空間へと誘ってくれるエントランスが現れる。
5. キリンラガー ドラフト 800円~。きめ細やかな泡立ちで絶妙なのどごしが味わえる。
6. 出演アーティストのサインが並ぶ。

JZ Brat SOUND OF TOKYO

住所 東京都渋谷区桜ヶ丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F

電話番号 03-5728-0168(予約受付平日15:00~21:00)

営業時間  月~木曜日 17:30~23:30 (LO23:00)、金~日・祝日 17:30~23:30(LO23:00/クラブイベント開催時は5:00まで営業)
※公演によって開場・開演時間が異なる場合がございますので事前に必ずご確認下さい。
【ライブシステム】
<入替なし>
OPEN 17:30 LIVE 19:30~20:30/21:30~22:00
<入替制>
OPEN 17:30 LIVE 19:00~20:00
OPEN 20:30 LIVE 21:30~22:30

休日 日曜・祝日(各種パーティー・イベント等、プライベート利用可)

金額 ミュージックチャージ4200円~(イベントによって異なる)

URL http://www.jzbrat.com


ロックから昭和歌謡、お笑い、占いまで、大人を魅了するディープな楽しみが満載!
渋谷GABIGABI

 イカ天(80年代後半に一生を風靡した音楽番組「三宅裕司のいかすバンド天国」)にバッキングガム宮殿というバンドで出演し、ファン投票1位を獲得。その後、バンド、ソロ活動を行い、LISAや梓みちよなどのアーティストに楽曲を提供。超人気音楽コミック「BECK」の千葉恒美の実在モデルとしても知られるのが、「渋谷GABIGABI」のオーナー、千葉大輔さんだ。この店は、千葉さん所有のレーベルGABIGABI Recordsプロデュースのロック専門カフェ&バーとして2005年にオープンした。

「ミュージシャンの居場所を作りたくて。そしてアーティストとそのファンだけでなく、音楽が好きなあらゆる人々が出会う場所を作りたかったんです」と語るように、この店は音楽好きを魅了する様々な楽しいことの宝庫である。まずユニークなのが、ROCK店長やDJ、店の雰囲気、客層が毎日違うことだ。若い女性スタッフが待つ月曜日はへヴィメタルがBGM。千葉さんが店に立つ火曜日は、熱いロックスピリッツを持つ占い師による占いやDJプレイなど、バラエティ豊かな催しが楽しめる。水曜日はDJ拳によるグランジ系のイベントを開催。木曜日はお笑い芸人によるライブ。そして再び千葉さんが店を守る金曜、土曜はロックやブルース、昭和歌謡などのライブ。日曜日はカフェ系ミュージシャンによるアコースティックライブ…という具合。

 一軒の店の話とはとても思えないバリエーションである。なかでも特筆すべきが、第一火曜日開催のイベント「エゴッタマンの一曲入魂」。お客さんがライブに飛び入り参加し、一曲に魂を込めてプレイするというイベントだ。楽器を貸してくれるので、手ぶらでも参加OKだ。これをきっかけに、ギターを始めた人もいるとか。一週間通えば、必ず自分の好きな楽しみ方に出会える。まさに音楽好きのための聖地なのだ。

「お客さんの7割が元ミュージシャンやミュージシャン。ライブやアーティストの写真を撮っていたり、ロックTシャツのデザインをしている人もいます。当店のスタッフはみな気さくなので、お客さんとはすぐに親しくなります。スタッフとお客さんが一緒にバンドを組むなんてこともよくあるんですよ」 生まれ育った地である渋谷から新たなムーブメントを起こすべく、イベント企画や新人発掘にも尽力する千葉さん。「渋谷GABIGABI」は、そんな千葉さんの音楽への愛が詰まった空間なのだ。

取材・文/高橋かおり 写真/田頭真理子

渋谷GABIGABI

1. ミュージシャンや音楽関係者、外国人などに愛される店。座りきれず、スタンディング客で賑わうことも。
2. 客が撮影したミュージシャンのポートレートやギター、CDジャケットなどが飾られている。店内一角に設えられたステージでは、間近でDJのプレイやライブを楽しむことができる。ライブのチャージが基本的にフリーというのも大きなこだわりだ。
3. オーナーの千葉大輔さんは火・金・土曜の担当。
4. 月曜日に店を守るミナミさんとフミエさん。
5. 某TV番組のカレー選手権で準優勝となったカレー名人から伝授されたレシピで作る「特製カレー&ライス」800円。ギネス<樽生黒>650円と相性抜群!

渋谷GABIGABI

住所 東京都渋谷区道玄坂1-13-3 MST道玄坂2階

電話番号 03-3463-5538

営業時間 19:00~翌2:00(LO)、月・金のみ11:30~17:00も営業

休日 無休

金額 チャージ300円(スタンディングはフリー)、ギネス<樽生黒>650円(3/4pt)、ハーフ&ハーフ650円(3/4pt)、オリジナルカクテル(ジミヘン、ジョン・レノン、シド・ヴィシャスなど)800円、ミックスナッツ500円、特製ピザ700円

URL http://www.gabigabi.jp


70年代にヒットした数々の名曲をLPレコードで楽しめる粋なバー
Grandfather's

 昨今、“レコードをかける店”は数あれど、“レコードしかかけない店”となると、なかなかお目にかかれない。そんな中、渋谷にある『グランドファーザーズ』は、CDやパソコンなどのデジタル音楽とは無縁。1970年代のロックやAOR、ソウル、ディスコミュージックなど数々の名盤を、すべてアナログレコードで楽しめる、という粋なバーだ。

 なぜ、レコードにこだわるのか。その理由をマスターはこう語る。「レコードの“ブチッ”、“ザーッ”という雑音が好きなんですよ。それに、レコードをひっくり返すという行為によってA面とB面、それぞれの1曲目と最後の曲が深く心に刻まれるんです。その点、CDは一度スイッチを押したら流しっぱなしだから、曲が頭に残りづらいんですよね」。なるほど、音楽データを大量に取り込めるCDやパソコンは確かに便利だが、レコードにはレコードにしかない“文化”がある。1971年の開店以来、この店ではそうした文化を大切に守り続けているのだ。

 レコードのかけ方も、実にユニークだ。例えば、「TOTOのアフリカが聴きたい」とリクエストしたら、ずらりと並んだLPレコードの中から瞬時に「TOTO IV~聖なる剣」をピックアップ。ターンテーブルに置いて針を落とすと、B面5曲目の「アフリカ」が流れ始める、といった具合だ。「一枚丸ごとすべての曲が素晴らしい、というLPレコードはなかなかない。だから、その中から良い曲だけ選び出してるんです」とは、自らをレコード係と呼んでいるマスターの弁。手間と経験を要する作業を、慣れた手つきで黙々とこなしている。

 「音楽とは本来、“音を楽しむ”こと。自分がかける曲が、お客さんの会話のきっかけになると嬉しい」とマスター。70年代から続く店で、当時のヒットナンバーをアナログレコードで聴く。理屈ぬきに楽しい、大人の夜が待っている。

取材・文/渡辺裕希子 写真/下村 孝

Grandfather's

1. 1971年に、一橋大学の学生によって作られた店。当時は1950~60年代のロックを流していたという。天然木のカウンターやチェアなど、内装も雰囲気も当時のまま。
2. スピーカーはJBLの4311。カウンターに座ると、高音がちょうど耳の高さに届き、低音が上から降ってくる。音に包まれているような感覚が心地よい。
3. 約2000枚のLPを保有し、聴かせてくれる。70年代の曲がメインだが、最近リリースされた話題の新譜もレコードで入手している。
4. 開店以来のロングセラー「あたりめ」600円と、「キリンラガー(小瓶)」500円。料理はすべて手づくりで、牛すじ煮込みやおでんも人気だ。
5. JR渋谷駅からは、歩いて1分の距離。平日も休日も、深夜遅くまでなつかしの音楽が楽しめる。

グランドファーザーズ

住所 東京都渋谷区渋谷1-24-7 渋谷フラットビルB1F

電話番号 03-3407-9505

営業時間 17:00~深夜3:00

休日 無休(年末年始を除く)

金額 チャージは深夜0:00以降のみ300円

URL http://www.grandfather.co.jp/shibuya/


洋楽、邦楽問わず、熱いロックをアナログでかけるロックバー
ハーフムーン原宿

 ファッションやストリート文化の発祥ともいわれ、次々と新しいムーブメントを生み出している原宿。そんなエネルギッシュな地にあって、ノスタルジックな昭和の香りを放ち続けているロックバーが「ハーフムーン原宿」である。

 オープンは1989年。下北沢のロックバーに通いつめたオーナーの神藤恒平さんが、自分の好きな音楽と酒を楽しむ場所を作りたいと、開店させた。

 かけるのは、オーナー自身の青春時代を彩ってきた音楽だ。洋楽はビートルズからローリング・ストーンズ、店名の由来ともなっているジャニス・ジョップリンなど、60年代~90年代のロック全般。さらにRCサクセションやルースターズ、モッズ、サディスティックミカバンド、YMOなど、70年代後半から80年にかけての邦楽ロックもかける。

 「洋楽だけ、邦楽だけなどとこだわらないのは、音楽って全部が素晴らしいものだから」と語る神藤さん。音楽に対してそんなリスペクトの気持ちを持っているからこそ、2000枚ものアナログレコードから一曲ずつ選曲し、一曲一曲思いを込めて針を落とすことに全身全霊をかけているのだという。

 そんなオーナーの熱い思いと音楽に誘われ店に集まる客は、意外にも1人客が多いのだとか。カウンター席に座し、音楽を主役に、オーナーやほかのゲストとの会話を楽しむ。そんなスタイルで、週に4回も訪れる常連客もいるのだという。

 原宿という若者の街にある店だからこそ、若い人にもどんどん来て欲しいというのが、今のオーナーの願い。チャージは500円に設定し、280円のつまみもある。一方で、ビールはもちろんのこと、高級シャンパンからワイン、ウイスキー、日本酒、焼酎、紹興酒まで、左党を魅了するこだわりの酒も用意。若者から大人まで迎えてくれる懐の深さも、この店の大きな魅力なのだ。

取材・文/高橋かおり 写真/関根則夫

ハーフムーン原宿

1.燃えるような赤色の壁、十字架のネオンが印象的な天井など、ロックなイメージの店内は、すべて手作り。定期的にイベントを開催し、3月にはフォーク・ソングのミニライブを予定している。 上階にはパーティーができる個室がある。テレビではスポーツ観戦ができるほか、DJ大会なども開催。
2-3.アナログレコードから1曲ずつかけてくれる。リクエストや、音源の持込もOKだ。またiPodを持参すれば、プチDJ気分も味わえる。
4.スピーカーは90年代のヤマハ製。
5.約10種のスパイスを使い、5時間以上煮込み1日寝かせた「特製欧風カレー」880円と「ハイネケン」600円。本格的な味わいに人気が沸騰、一時期カレー専門店を出したこともあるという。

ハーフムーン原宿

住所 東京都渋谷区神宮前3-21-20-2F

電話番号 03-3796-0826

営業時間 火~土18:30~翌5:00、日・月~翌2:00

休日 なし

金額 チャージ500円、ハイネケン600円、鴨つくね棒280円、キムチチャーハン780円、湯豆腐580円、にんにく揚げ350円、ソフトドリンク300円~

URL http://www.jingumae.jp/~halfmoon/


音楽にジャンルはいらない“大人の遊び場”なライブバー
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 日本一ライブハウスが多い渋谷エリアに、またひとつちょっと面白いライブバーが誕生した。東急プラザの脇を入った雑居ビルに昨年オープンしたばかりの7efは、“音楽好きが集まれる場所”をコンセプトに、あえて音楽のジャンルにはこだわらないという自由さが魅力の店だ。
 ロック、ポップス、ファンク、ジャズ、アコースティック系と、まさに音楽ならばなんでもあり。「自分たちの世代が楽しめる遊び場が欲しかった」という店長の工藤さんは38歳。「やっぱり自分と同じ30代、40代の大人のお客さんが多いので、その辺の音楽にはなりますけどね」と笑う。自身もプロのミュージシャンとして活動している工藤さんの知人にはプロのミュージシャンも多く、ライブの無い日でもステージに置かれた楽器をちょっと手に取り、その場でセッションが始まることもあるとか。また、昔バンドをやっていたというお客さんが盛り上がり、「ちょっとやってみますか?」「でも今ドラムがいないから…、やってくれる?」と駆り出されることもあるそうだ。壁塗りや照明などの内装も自分たちで手掛けたという手作り感溢れる店内には、そんな風に自由に音楽を楽しめる、心地よいゆるさがある。
 この場所はもともと中華料理店だったそうで、そのオマージュから、メニューにも中華テイストのものが多い。料理はどれも手作りで評判も上々。しかも、酒のつまみだけでなく、ご飯ものも充実しているのがうれしい。
 ライブは出演者によって形態が異なるので、チケット制の時もあれば、ノーチャージの日もある。「ライブもどんな風にやりたいかは相談に応じます。別に決まったカタチは無いので。音楽をやる人や聞きたい人が自然と集まってくれればいいんです」
 うまい酒と肴といい音楽、そしてそれを肩ひじ張らずに楽しめる雰囲気——これはいい遊び場ができたもんだ。

取材・文/宮原香菜子 写真/高須 力

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1.2. 貰ってきたものやリサイクルショップを利用したとは思えないほど、センス良くまとまっている。
3.仲間が集まれば即興でセッションが始まることも珍しくないという。
4.ライブのほか、DJイベントがある日も。
5.手作りシューマイ600円は、元の中華屋のレシピを再現したという自信作。ハートランド生600円もついついすすんでしまう。

7ef

住所 渋谷区道玄坂1-3-6香山ビル7F

電話番号 080-3250-4184

営業時間 18:00~深夜0:00

休日 日(LIVEのある日は営業)

金額 ハートランド生600円、カクテル600円〜

URL http://www.7ef.org/top.html


世界中の音楽が楽しめるワールドミュージックバーの雄
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 スタンダードJAZZの名曲が店名ではあるが、こちらは音楽通が多く集うという“ワールドミュージックバー”。カウンターとテーブルが2、3卓あるだけの小さな店だが、ロックやジャズはもちろんのこと、ヨーロッパ、ブラジル、ハワイアン、アラブ、アフリカなど、文字通り、世界中の音楽がここにはそろっている。ちなみに、取材時になにか珍しい曲をとリクエストすると、ジプシー音楽をかけてくれた。初めて聞くその音色はエキゾチックでエキサイティングで、こんなカッコイイ音楽があったのか! と衝撃を受けた。店内に並ぶ2000枚ほどのレコードやCDは、これでもまだコレクションの3分の1程度とか。羽田野さんの音楽への造詣の深さはHP上の音楽ブログでも発揮されていて、音楽通にもよく読まれているそうだ。
 代官山にあった「ポレポレ」が4年前に渋谷に移転して現在の店名になったのだが、その理由を聞くと、「'70年代に久保田麻琴と夕焼け楽団がこの曲をロックアレンジでカバーしててね、それが大好きだったんですよ。原曲を最初は知らなくて、僕はずっと彼らの曲だと思ってたんだよね」と店長の羽田野さんは笑った。細野晴臣プロデュースの久保田麻琴の「サウス・オブ・ボーダー」が由来とは、なんとも“その世代”の音楽ファンをくすぐるコメントである。客層も30・40代が多く、半数以上が代官山時代からの常連客。夜な夜な、皆で音楽談義に花を咲かせているとか。取材時も開店と同時にお客さんが入り、すでに音楽談義に火が付いていた。
 アコースティックライブも不定期に行っており、こちらもブルースあり、ジャズあり、さらには琵琶や三味線まであったりと、ほんとうに幅が広い。国境やジャンルを超えて音楽を楽しめる、この懐の深さがなんとも魅力的なのである。
 羽田野さんの作る手料理も音源同様、洋の東西にはこだわらないラインナップ。特にチキンカレーは代官山時代からの人気メニューだ。ミュージックバーとしては珍しく焼酎が豊富でボトルキープもできる。それでまた、ついつい毎夜通ってしまうのだろう。

取材・文/宮原香菜子 写真/高須 力

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1.カウンターとテーブルが少し。心地よい広さが隠れ家っぽい雰囲気。
2.数もそうだがそのジャンルの広さがスゴイ。「お客さんには音楽関係者やミュージシャンも多いんですよ」というのも納得である。
3.スパイシーチキンカレーライス945円は最初甘く感じるが、徐々にスパイスの辛味が口内日広がる本格派。キリンブラウマイスター生682円ともよく合う。
4.グラス525円~。お酒のつまみに最適な鶏のレバーの甘露煮630円。
5.Bunkamura近くのビルの3階に位置する。

国境の南

住所 渋谷区道玄坂2-25-5 島田ビル3F-D

電話番号 03-3463-5381

営業時間 19:00~翌3:00

休日 無休

金額 焼酎525円~、ワイン(グラス)630円、野菜いろいろピクルス630円、ナシゴレン1050円など

URL http://www.kokkyo.net/


「はっぴぃえんど」もここで育った
渋谷で最も古い“伝説”のロック喫茶

1.店内のいたるところに貼られているポスターも年代モノが多く、歴史を感じさせる。1階は40席、100名までOKの2階にはお座敷もあり。地下はライブハウスになっている。

 扉を開けると、流れてくるのはボブ・ディランにニール・ヤング、ザ・バンドなど…。創業は1969年という渋谷最古のロックバー&ライブハウス、B.Y.Gでは、アメリカンロックやブルースが「やっぱり音楽は大音量で聴かなければ!」とばかりに鳴り響く。
 レコードのコレクションは1万枚以上。主流は60年代~70年代のアメリカンルーツロックだが、新譜もしっかりと取り揃えている。もちろん、リクエストも可能だ。 「創業当時、ロック喫茶は市民権の無い時代。昔この辺はジャズ喫茶が多かったんだけど、どんどん減っちゃって。今でも残っているお店はここと、隣りの『名曲喫茶ライオン』ぐらいです」と語るスタッフの山本さん。
 まだ洋盤が希少だった当時、音楽を愛する若者にとってロック喫茶は実にありがたい存在だった(今はクリックひとつでダウンロード、だけれども…)。現在はお酒や料理も提供するバーという形態になったのだが、昔のロック喫茶の名残で、コーヒーでリクエストをしていく常連客もいるという。店内は地下のライブハウスと1~2階のカフェバーからなる大きな建物。年代もののポスターや柱に刻まれたサインなど、当時そのままの空気を漂わせるここは、音楽ファンの間では聖地のような場所でもある。
「地下のライブスペースでは当時、はっぴぃえんど、はちみつぱい、ブルースクリエーション、頭脳警察などが演奏していたそうです。Charさんや佐野元春さんも、若いころウチに通いつめていたと聞いています」
 “ビューティフル・ヤング・ジェネレーション”の頭文字でB.Y.G。新しい日本のロックの誕生は、B.Y.Gの存在無しにはあり得なかったかも知れない、と言ったら言い過ぎだろうか。

 まさに“伝説の”と呼ぶにふさわしいロックの殿堂では、今も活気あるライブが不定期で行われている。BEGINや遠藤賢司、風味堂、などの有名アーティストたちのライブが80名ほどの小バコで楽しめるというのも、凄い。 ライブ情報はHPで発表されるので、こまめにチェックしたい。
「ウチでライブをするには、厳しいオーディションに通らないとダメなんです。プロもアマも関係なく、オリジナリティのある音楽性を重視しています。ここには音楽の神様がいると演者の方々がよく言われるんですが、ホントに一体感が凄い。だからこそ、皆さんホームグラウンドとしてウチで演るのを楽しみにしていてくれるんでしょうね」
 昨年からは、渋谷クアトロとともに「東京うたの日コンサート」というB.Y.Gで演奏するアーティストたちによるイベントも企画。音楽を通じて継承されるB.Y.Gスピリットは、永遠に不滅なのである。

取材・文/宮原香菜子 撮影/田頭真理子



1.店内のいたるところに貼られているポスターも年代モノが多く、歴史を感じさせる。1階は40席、100名までOKの2階にはお座敷もあり。地下はライブハウスになっている。


2.3.ここのライブの特徴は、とにかく客席とステージが近いこと。手を伸ばせば届く距離のかぶりつき席のほか、一段高いフロアでテーブルに座ってゆっくりとライブを堪能することもできる。
4.店内の柱にはここで演奏してきたアーティストのサインが。DJブース横には、はっぴぃえんどが出ていた当時のライブ予定表も残っている。
5.選曲は山本さんほか、音楽通のスタッフによる選りすぐり。1万枚以上あるレコードやCDの中から好きな曲をリクエストすることもできる。ザ・バンドやニールヤ・ングが人気とか。
6.1階と2階をつなぐ吹き抜けの階段。ここを登ってCharが、佐野元春が…と思うと感慨深い。
7.「キリン一番しぼり樽生」650円には、ぴりりと辛い「豚肉とゴーヤの辛しポン酢」700円がピッタリ。曲名にちなんだオリジナルカクテルなどもある。
8.メニューはすべて手作り。「特製焼きそば」850円など、ご飯モノも人気が高い。スパイスの爽やかな香りが広がる「キーマカリー」850円もおすすめ。

ここのライブの特徴は、とにかく客席とステージが近いこと。手を伸ばせば届く距離のかぶりつき席のほか、一段高いフロアでテーブルに座ってゆっくりとライブを堪能することもできる。。

B.Y.G

住所 渋谷区道玄坂2-19-14

電話番号 03-3461-8574

営業時間 18:00~翌2:00、土17:00~翌2:00、日・祝15:00~24:00

休日 なし

 http://www.byg.co.jp/


130種類のビールで巡る世界32カ国ウィークエンド・ライブが楽しみなビア・バー

1.世界各国のビールを取り揃える。ゲストのリクエストで増えていくので、メニューにないビールの種類もかなりのもの。

 「Softly,As In A Sunrise Morning」を皮切りにピアノトリオ+ギターによるジャズ・ライブが始まる。今宵、私が足を運んだのは宮益坂のビア・バーである——。
 江戸時代、幕府直轄地であった渋谷。宮益坂は商家で賑わっていたという。その宮益坂を上りきってすぐのところにBILLY BAREW’S BEER BARがある。都内に5店鋪をもつビア・バーの老舗で、本店の高田馬場店は創業20年。渋谷店はオープンしてまだ3年目と間もないが、またたく間に愛飲家に知られるところとなった。世界中のビールが飲める店というのが謳い文句だが、これまで何度か裏切られてきた私は、この点を詳しく聞かないでは引き下がれない。
 「現在のメニューだけでも32カ国130~140銘柄があります。ギリシャ、スリランカ、イスラエルのものが珍しがられます」
 とは店長の野口晃一氏。さらに野口氏は
 「例えばお客さまが海外でビールを飲まれたと。それがうまかった。それを飲みたい。銘柄は○○という国の

△△だ、と。こういう情報を頂いて、それを私どもは用意するわけです。つまりオーダーを受けてすぐにサーブできない銘柄はありますが、事前にお申し付けいただければご提供いたします」。
 なるほど、合点がいった。ちなみに冒頭で紹介したウィークエンド・ライブが聞けるのもここ渋谷店のみ。これでお目当てのビールが飲めれば、言うことはない。

取材・文/森澤郁夫 撮影/田頭真理子



1.世界各国のビールを取り揃える。ゲストのリクエストで増えていくので、メニューにないビールの種類もかなりのもの。


2.週末にはライブが行われる。この日は"CHIEKO with Sweet'n Bitter"によるジャズ。スケジュールはHPにて確認できる。
3.「キリン一番搾り」小瓶500円と「バッファローウィング」600円。アメリカでポピュラーなメニュー。ピリ辛の風味がビールによく合う。
4.「チャイニーズチキン鶏モモの唐揚 油淋鶏ソース」800円。世界各国のビールに合わせやすいように、国際色豊かなメニューが揃う。2.週末にはライブが行われる。この日は"CHIEKO with Sweet'n Bitter"によるジャズ。スケジュールはHPにて確認できる。
3.「キリン一番搾り」小瓶500円と「バッファローウィング」600円。アメリカでポピュラーなメニュー。ピリ辛の風味がビールによく合う。
4.「チャイニーズチキン鶏モモの唐揚 油淋鶏ソース」800円。世界各国のビールに合わせやすいように、国際色豊かなメニューが揃う。

ビリー バリューズ ビア バー 青山

住所 渋谷区渋谷1-6-3 B1F

電話番号 03-5778-2808

営業時間 月~金、11:30~14:30(Lunch)、18:00~26:00(Bar)、土18:00~24:00

休日 日・祝

金額 レギュラーメニューや季節限定生ビールなど、130種類のビールがそろう。テーブルチャージ500円

 http://bbj.sv-s.com/main/top.html


極上のキューバ産シガーと出会える渋谷の街頭を見下ろす一軒家シガーバー

1.シガーに陶酔するのに相応しい奥のソファ席。照明を落とした静かな空間でゆったり向き合いたい。

 小説家のマーク・トウェインは「シガーのない天国なら行きたくない」と語り、また精神分析学の巨匠フロイトは「シガーを吸わなかったら、精神の深みを探究することはできなかったであろう」と述懐したといわれる。それほどまでに人の心を虜にする「シガー」。粋な大人の小道具でもあり、人生そのもの、ともいえるかもしれない。その至福なる紫煙の世界に足を踏み入れたいが、初心者は、最初の一歩をどこで始めるべきか迷うだろう。そんな時に扉を開きたいのが「ル・コネスール」である。
 シックなソファ席にカウンターバー、開放的なテラス席と、思い思いに過ごせるよう多彩なステージを用意したシガーバー。この懐の深さは、入門編としてまさにピッタリだ。未体験者はまずカウンター席をリザーブすべき。スタッフが対面で懇切丁寧に、選び方から吸い方、楽しみ方まで教えてくれる。シガーは約100種用意されているが、たとえばアフターディナー用にと淺野泰伸店長がチョイスしたのは、オールハンドメイドの最高級ブランド「コイーバ・ランセロス」。ハーブ系の軽いタッチで、爽やかな印象。なおかつ花のような香りで、アフターも心地よく続く逸品だ。

 まずカッターで吸い口を美しくカットしたら、スペインシダーを用いて火をつけ、口へ。煙を肺に吸い込ませるのではなく、頬で吸い、煙を立ち上らせることがポイントだ。そして鼻腔にかかる煙と口に広がるニュアンスに陶酔する…。ひとつひとつの動作がまるでなにかの儀式のようにも思われてくる、まさに大人の嗜好品だ。
 傍らには好きなお酒とジャズ。ゆったりと長い時をかけてシガーと向き合うのは、それはそれは贅沢な時間。恋人と一緒にいる時間にどこか似ているかもしれない…。

取材・文/高橋かおり 写真/関根則夫



1.シガーに陶酔するのに相応しい奥のソファ席。照明を落とした静かな空間でゆったり向き合いたい。
2.キューバ産のシガーを中心に、100種類ほどを揃えるほか、シガーアクセサリーも取り扱う。
3.温度・湿度を一定に保ち厳重に保管される。HPからは、シガーの宅配サービスなども行っている。
4.都内では珍しい一軒家で、爽やかなテラス席もある。デイタイムにはカフェとしての利用もできる。
5.キューバ政府のVIP用のシガー「コイーバ・ランセロス」3000円。砂糖と花の香りをミックスしたような印象。ラム「ハバナクラブ」3年を使った「モヒート・キューバン・スタイル」1470円とベストマッチ。
6.「ハートランド・ドラフトビール」735円。「ドライフルーツ」1200円、「季節のチーズアソート」1470円など、つまみ類も充実しているほか、食事も可能。

2.キューバ産のシガーを中心に、100種類ほどを揃えるほか、シガーアクセサリーも取り扱う。
3.温度・湿度を一定に保ち厳重に保管される。HPからは、シガーの宅配サービスなども行っている。
4.都内では珍しい一軒家で、爽やかなテラス席もある。デイタイムにはカフェとしての利用もできる。
5.キューバ政府のVIP用のシガー「コイーバ・ランセロス」3000円。砂糖と花の香りをミックスしたような印象。ラム「ハバナクラブ」3年を使った「モヒート・キューバン・スタイル」1470円とベストマッチ。
6.「ハートランド・ドラフトビール」735円。「ドライフルーツ」1200円、「季節のチーズアソート」1470円など、つまみ類も充実しているほか、食事も可能。

ル・コネスール

住所 東京都渋谷区道玄坂1-12-5 渋谷マークシティ・ウェスト

電話番号 03-5459-2626

営業時間 11:00~翌4:00、日・祝日11:00~23:00

休日 なし

金額 ハートランド・ドラフトビール735円、コイーバ・ランセロス3000円、チャージ1050円

URL http://www.leconnaisseur.jp/



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