東京 大人の遊び場
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webマガジン e-days(イーデイズ)東京 大人の遊び場BAR中目黒・目黒・白金

70年代のSSWを中心にプレイ 初めての客もくつろげるロックバー
バードソングカフェ

 「中目黒にトニー・ジョー・ホワイトをかけるバーがあるらしい」ディープな音楽ファンの間で、そんな噂が囁かれている。プレイリストに並ぶのは、アメリカのSSW(シンガー・ソング・ライター)を中心に、イギリスやカナダなど70年代の音楽ばかり。昔を懐かしむ世代はもちろん、70年代のサブカルチャーに憧れる若い世代からも注目を集めている店だ。
 70年代は、ロックが芸術・思想だと信じられていた60年代の幻想が終わり、ロックのユートピアが崩れ去った時代である。「アーティストが内向きになり、自分自身を内省する作業に入った。そこからシンガー・ソング・ライターと呼ばれる弾き語りのアーティスト達が自己の内面に向かった佳曲を発表し始めます。更にはルーツ音楽にアプローチするロックミュージシャン達も…スワンプロックなどが70年代の前半は活発でした。僕はそんな70年代の音楽を、心からリスペクトしています」と語ってくれたのはマスターの梅澤淳一さん。当時は、中央線沿いのロック酒場を転々としていたという。
 ひょんなきっかけから店を開いたのは、3年前のこと。とはいえ、「店を経営する」という気負いはまったくなく、あくまで自然体だ。ビールをぐいっと飲みながらカウンターに立ち、客のリクエストに応じて手際よくレコードをかけている。「70年代の音楽は、70年代の再生装置でかけるべき」とのポリシーから、スピーカーやレコードプレーヤーも70年代のものを使用。懐かしのヒットソングを昔のままの音質で聴いていると、古きよき時代にトリップしたような錯覚に陥るだろう。
 入口が分かりづらいこともあり、一見の客が店に入るのは少し勇気がいるかもしれない。しかし一歩足を踏み入れると、意外にもアットホームな雰囲気に驚く。ロックバーというよりも、音楽好きな友達の家に遊びに来たような感覚。気さくなマスターを介して客同士が盛り上がり、いつのまに友達になっているという。「うちは、初めて来た人でもすぐに馴染んでしまうんですよ。端から見ると、みんなが常連客に見えるくらい、(笑)。プレイする曲はマニアックかもしれませんが、音楽に詳しくない人でもウエルカム。ワンちゃんを連れてきてもOKですよ」とマスター。すべてを受け入れるゆるい空気とディープな音楽。一度行くとクセになってしまいそうだ。

取材・文/渡辺裕希子 写真/関根則夫

バードソングカフェ

1.“拾ってきた”流木や“もらってきた”椅子が洒落たインテリアに変身。お金をかけずに手間をかけることで、味のある空間を創り出している。
2.アルテックのヴィンテージスピーカーが鎮座。70 年代初頭のモデルで、コルクでできている。他に三菱のダイアトーンもある。
3.アイワのラジカセは、常連客が持ってきたもの。「これでT-REXをかけるとハマるんですよ」とマスター。
4.ハイネケンの生ビール700円。マスターはキリンのドラフトマスター。ビールを入れる腕前は折り紙付きだ。

Bird Song Cafe

住所 東京都目黒区上目黒1-15-13-2F

電話番号 03-5459-7056

営業時間 19:00~翌2:00

休日 日曜不定

金額 チャージ500円

URL http://birdsongcafe.oops.jp/


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