―まずは、ご紹介もかねて中山さんご自身のことを伺いたいと思います。ご出身は東京ではなくて、埼玉なんですよね。
中山うり(以下N):はい。今も埼玉に住んでいます。東京には、1時間もかからないで来られる場所なんですけど、やはりちょっと違いますよね。東京と埼玉って。なにが違うのか?って言われると難しいんですけど……ファッションとかかな?
―そして、中山さんは現役の美容師さんでもある。
N:スタイリストとしてデビューして1年たった時に、フリーになってお店を変えて、今は恵比寿のお店で働いています。アシスタント時代は、ずっと埼玉のお店にいました。美容師は、小学生の頃からなりたかった仕事で。美容室に行った時に、ピンときたんですよね。いつかこういうところに立って、仕事がしたいなって。ただ、実際にアシスタントをしていた頃は、音楽の方で生きたいなとか思っていましたけど。それから、美容師としてひとりで切れるようになってからは、今までより何倍も仕事が楽しくなって。音楽も美容師も両方いいな、と(笑)。今はどちらの仕事も楽しいですね。
―では、アコーディオンをはじめたきっかけは?
N:音楽をはじめた時から、このスタイルだったわけではないんです。20歳くらいの頃は、友達にピアノを弾いてもらってマイク1本で歌っていて。曲もその頃から書いていました。しばらくはそれでやっていたんですけど、弾いてもらう人が何回か変わったりして、だんだん面倒くさくなってしまって(笑)。それで、弾き語りが出来たら楽だなと思ったんです。何をしようかと考えた時に、ギターは挫折しているし、ピアノに今更入る枠はないなと思って。でも、エレクトーンを前からやっていたので、鍵盤ものなら何か出来るんじゃないかと。それで、アコーディオンがパッと出てきたんです。最初は、音色がなんとなく好きだな、見た目がかわいいな程度の印象だったんですけど、実際にcobaさんのお父さんがやっている楽器屋さんへ行って、弾かせてもらって、アコーディオンの可能性に気が付いたんです。これを、もしマスターできたら、新しいものが生まれるんじゃないかって。自分自身の音楽が、どんな風になっていくのか知りたくて、思わず衝動買いしました。それから、アコーディオンの研究はかなりしました。アコーディオンをはじめ色んな音楽を聴くようになりましたね。
―それから、ライブをやりはじめたのも東京だったんですか?
N:いちばん最初に、ライブをやったのは三宿にある小さいレストランで。そのお店は、今はもう無くなっているのかもしれないですね。あとは、渋谷にあるシャンソン・バーの青い部屋で、よくライブをしていました。青い部屋は、とても想い出深い場所ですね。出演しているミュージシャンもみんな、ひと癖あるような変わっている人ばかりだったので。印象に残っているのは、店長のソワレさん。今は新宿で“ソワレ”っていう自分のお店を出しているんですけど、彼が店長でありながら、自分もライブに参加するんですよね。シャンソンを歌う方なんですが、ものすごいパフォーマンスを観せてくれるんです。あとは、オーナーの戸川昌子さんも印象的でした。私がお店に行くと3回に1回くらいはいるんですけど、いつも飲んでいて、演奏中でもワイワイ騒ぐ(笑)。とにかく面白くて、ステキなお店ですね。ライブも初期の頃からやらせてもらっていました。徐々に曲が出来ていって、ワンマンライブをはじめてやったのもこのお店です。アコーディオンをやっている人も多かったし、いろんなミュージシャンが出ていたから、すごい勉強になりました。
埼玉県出身。2007年5月21日に『DoReMiFa』でデビュー。さらに11月21日にはセカンドアルバム『エトランゼ』をリリース。12月には、東京・大阪・沖縄を巡るワンマンライブも決定。歌とアコーディオンで異国へと誘う至福のライブパフォーマンスは必見だ。オフィシャルHP→www.worldapart.co.jp/uri/


1.笑う月
2.虹のパノラマ
3.サーカスが来た
4.さすらいのエトランゼ
5.ジャワの夜はふけて
6.夜のレクエルド
7.猫のしっぽを追いかけて
8.星の界
12月11日東京Shibuya DUO-Music Exchange-
12月14日大阪Shangri-La
12月21日沖縄 桜坂劇場ホールA
- 001 坂本慎太郎(ゆらゆら帝国)
- 002 鈴木慶一(ムーンライダーズ)
- 003 向井秀徳(ZAZEN BOYS)
- 004 デハラユキノリ
(フィギュアイラストレーター) - 005 島津由行(スタイリスト)
- 006 鮎川誠(シーナ&ロケッツ)
- 007 中山うり
- 008 新元良一(文筆家)

