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―菊地さんのダブ・セクステットの出番の後にビル・ラズウェルが出ますよ。
「あー、ビルね。まあ、でも見ませんね(笑)。会ったら“おう!”くらい話すかもしれませんけど(笑)。まあそれ以外の楽しみは卓球とか温泉ですかね。前にフジに出た時、(ホテルの遊戯コーナーで)大友(良英)と真剣に卓球していたらお客さんに“菊地さーん”って声をかけられて。で、こっちも“あ、ども”って言いながらスマッシュするという(笑)。まあ、でも、ホテルの部屋の窓から、難民みたいになってるお客さんを眺めたりって、そういうのもロック・フェスの楽しみ方だと思いますね。ライジング・サンの方はもっとイメージが沸かなくて、 荒野みたいなところを車で行くと突如会場がポコってあって、そこで演奏して帰ってくるというね。全貌がわからないんですよ。でも、出演ミュージシャンがみんなでご飯を食べるところがあって、そこで旧交を暖めるって感じですね。あと、そこで食えるジンギスカン、あれが旨いんです(笑)。だから、フジと同様で、他の出演者はたぶん今年も見ないと思います(笑)。いや、ジンギスカンを食いながらモニターのテレビで見るでしょうけど。現場じゃなくてテレビ感覚ですよ(笑)」
―ただ、ロック・フェスもすっかりデフレを起していて、最近はなかなかお客さんを集めるのが難しくなっているようです。今後に向けても何か期待するところはありますか?
「やっぱね、僕思うんですけど、ヒップホップのアーティストが全然出ないでしょ。フジとかにN.E.R.D.とか出たら絶対見に行きますもん。ブラック系が少ないっていうのが問題じゃないですかね。ライジングも僕らの前も後もロックで完全アウェイ。それはそれでいいんですけど、一リスナーとしてはもう少しヒップホップとかがあるといいなって思いますね。ま、でも、出るからには、ロック・ファンの皆様にも楽しんでもらって、“ああいうのもいいね”って思ってもらえたらいいですね。“ジャズか、チルアウトだ”って思わずにね(笑)」
菊地成孔ダブ・セクステット
菊地成孔(ts)、類家心平 (tp)、坪口昌恭 (p)、鈴木正人 (b)、本田珠也 (ds)、パードン木村 (DubEngineer)
過去にはティポグラフィカ、スパンク・ハッピー、デートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンなど、現在も東京ザヴィヌル・バッハなど複数のユニットで活躍する菊地がリーダーを務める6人組。メンバーは60年代のマイルス・デイヴィス・クインテットをマトリックスにして、オーネット・コールマンやエリック・ドルフィーを引用。生演奏を後から編集するという斬新な試みで仕上げた新作『ダブ・オービッツ』が好評を博している。菊地自身は大学講師、文筆家などとしても引っ張りだこの存在。
菊地成孔オフィシャルサイト:http://www.kikuchinaruyoshi.com/
出演日
7/25 FUJI ROCK FESTIVAL '08(終了)
8/15 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO

