
音楽ライター。10代からブリティッシュ・ロックに目覚め、初代ザ・フー・ファンクラブ会長に。渡英歴はすでに30回を超える。PIGなど海外アーティストのマネジメントも手がける。

TOCP-70480 ¥1980(税込)
2/27発売
1 イッツ・ア・ビューティフル・デイ
2 ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
3 愛にすべてを
4 ドント・ストップ・ミー・ナウ
5 バイシクル・レース
6 キラー・クイーン
7 手をとりあって(ハイ・ディフィニション・ミックス2005)
8 フラッシュ〜伝説ヒーロー
9 ボヘミアン・ラプソディ
10 ウィ・ウィル・ロック・ユー
11 伝説のチャンピオン
2000年、20万枚限定生産アルバムとして発売され、またたく間に完売したQueenタイアップコンピレーションのパワーアップ・バージョン。
2004年以降にTV-CMや映画で使用された名曲11曲を集めた豪華盤。
F1中継番組の新たなテーマ曲としてクイーンによって制作された「フラッシュ〜伝説のヒーロー」など、いままでのクイーンコンピには収録されていなかった楽曲も多数収録。
デビュー35周年日本オリジナル企画完全限定盤。
伝説のブルース・ロック・バンド、フリーでデビューし、70年代中期に大ブレイクしたバッド・カンパニーを経て、80年代はジミー・ペイジとのザ・ファーム、ケニー・ジョーンズとのザ・ロウで活躍したブリティッシュ・ロック界の至宝、ポール・ロジャース。その彼がクイーン+ポール・ロジャースとしてワールド・ツアーの一環で来日公演を行ない、ライヴ・アルバム『リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ』をリリースしたのは記憶に新しいところだ。そして誰もが一回限りの再結成ジョイント・ツアーだと思っていたところ、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ポール・ロジャースの3人でスタジオ録音のニュー・アルバムをレコーディングする可能性があるという話を思い掛けずポール・ロジャースとのインタビューで耳にしてから丸2年。ようやく新曲シングル「Say It's No True」のリリースとともにアルバム・リリースも現実味を帯びてきた。
そこで12月11日、レッド・ツェッペリンの再結成が話題となった“アーメット・アーティガン・トリビュート・コンサート”にソロ・シンガーとして出演した翌日、ロンドンのホテルでポール・ロジャースに話を訊いた。恐らくクイーンのニュー・アルバムに関するインタビューはこれが世界初。世界一早い独占インタビューをお届けしよう。
「実はもう12〜13曲ほどレコーディングを済ませてあるから、90%近くは出来上がっていると言ってもいいんじゃないかな。この1年半ほどの間、何度もブライアン(・メイ)、ロジャー(・テイラー)、そして僕の3人で集まって曲作りとレコーディングをしてきたからね。明日からも2日間、また3人でロンドン郊外のスタジオに入って若干のダビング作業をすることになってるんだけど、あとは主にミックスを残すのみだから、それほど遅くならない内にリリースできると思うよ。多分春過ぎくらいにはね。で、実は先週決まったばかりなんだけど、まずその前にクイーン&ポール・ロジャースとしての初シングルが12月31日に緊急発売されることになったんだ」

「実はもう、無料ダウンロードで発表済みなんだけど、初日だけで6万6千、2日目は10万件のアクセスあったとかで、急遽CD化が決まったんだ。曲そのものは3年前、僕がクイーンと一緒に初めて出演した南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラ氏がホストを務めるエイズ・チャリティ・コンサート用にロジャーが作った曲で、“Say It's Not True”というタイトルなんだ。クイーンのツアーでも毎回ロジャーが歌っていた曲さ。ロジャーとブライアンは昔からずっとエイズ問題に深く関わった活動を続けているけど、この曲はエイズがテーマの歌なんだ。で、今年(07年)もマンデーラ氏からエイズ・チャリティ・コンサートへの出演依頼があったんだけど、あいにくレコーディング・スケジュールの都合で参加できなくて、代わりにというわけではないけど、急遽12月1日の世界エイズ・デイに間に合うようにその曲をレコーディングして提供しようという話になったんだ。それで11月頭にその曲をレコーディングしたんだけど、凄くスケールの大きな良い曲に仕上がったんだよ。まだどうなるか分からないけどアルバムの最後の曲にピッタリのようなタイプの曲なんだ。ライヴではロジャーが歌っていたけど、レコーディングではロジャーとブライアンと僕の順番で3人で歌ってるんだよ」
「もちろんベーシックな曲のアイデアは各自が持ち込むわけだけど、基本的には3人でスタジオに集まって楽器を演奏しながらアレンジを考えて作り上げていくという昔ながらのバンドらしいスポンテニアスなやり方で作っていったんだ。というのも僕が初めてクイーンのメンバーと一緒に演奏したのはあるTVショーだったんだけど、その時にお互いの曲を演奏しながら全員同時に感じたエネルギーがぶつかりあって燃え上がるような特別な感覚、バンド・マジックのようなものを大切にしたかったからね。一緒にやっていて本当に楽しくて、またやりたいと思えたことがクイーンのワールド・ツアーにまで繋がったわけで、そういう感覚を大切にしたかったんだ。とにかくいろいろ考える前に、まずスタジオに入って音を出してみる、そのやり方は今でもバンドにとって、少なくとも僕らには最も有効なやり方なんだ。僕だってもし最初から“クイーンのワールド・ツアーをやりたいからヴォーカルで参加して欲しい”なんて誘われてたら多分、引き受けていなかったかもしれないしね(笑)」
「それは曲によって違うので何とも言えないけど、作詞だけ担当した曲もあるし、メロディと歌詞の両方書いた曲もあるよ。コーラス部分だけ出来上がっていて、それを3人でバース部分を作って完成させたりね。だから3人ともほぼ同じくらいの比率で曲作りに貢献してるんじゃないのかな」
「僕は今カナダに住んでいて、2人がいるロンドンに来てセッションするという理由もあるんだけど、一度スタジオに入るとかなり長時間、何日か続けてということになるから、耳が疲れないよう僕とブライアンはわりとアコースティック・ギターを弾きながら、
