
Tour『湘南海物語 オヤジ達の伝説』
永遠の若大将、加山雄三と60年代から活躍を続けるG.S.の人気グループ、加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズが、元祖湘南サウンドを引っさげて5月から始まったコンサート・ツアー「湘南 海 物語 オヤジ達の伝説」は各会場ソールドアウトの人気を博し、2009年秋まで全国各地で予定されている。
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加山雄三with ザ・ワイルドワンズ コンサートツアー記念アルバム発売!

『湘南 海 物語 オヤジ達の伝説』
加山雄三/ザ・ワイルドワンズ
発売日: 2008年9月10日(水) MUCD-1186/7 CD2枚組 ¥3,500(税込)
このアルバムは、同コンサート・ツアーを記念して発売する、コンサートの演奏曲目のレコード音源をプログラム順にすべて収録した加山雄三/ザ・ワイルドワンズのベスト・コンピレーション。ザ・ワイルドワンズがコーラスで参加した新曲「風を見たいか」と「サライ」のニューバージョンを収録。新曲は9月から同コンサートで演奏される予定。
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『湘南 海 物語 オヤジ達の伝説』の記念アルバムが、2008年9月10日に発売になる。CD2枚組で全35曲。かつての名曲ばかりではなく新曲「風を見たいか」が含まれている。加山さんがこれまで作曲した曲は505曲。そして今も曲を作り続けている。
―最近はどんな感じで曲を作られているのですか?

YK:どうもね、朝の起き抜けがいいんだな。早いときは6時半とか7時ごろ起きて、もうその場でもってどんどん続けちゃうっていう場合があったり、夜遅くまで起きていれば1時なんてこともあるわけ。それで、おもしろいのはね、夢の中で作ろうと思って寝るじゃない。そうするとね、夢の中で半分起きていて、曲、メロディを作っているんだよね。歌っているんだよ。それをそのまんま半分こう、薄目あけて、「あ、このメロディおもしれえな」って言いながら、そこにギターを置いておいて、パッとそれを持ってそのまんま音にして、すぐにテープレコーダー回して、そこでバーっと歌っていっちゃうと、「いいじゃん、これよ」っていうのがあったりするんだよ。
―ぜひお伺いしたかったのが、ベンチャーズのノーキー・エドワーズさんとのことなんですけど、一緒にコンサートを何度かやられていますが、いかがでしたか?
YK:ノーキーはうますぎるよ(笑)。もうレベルがね、ベンチャーズのほかの連中とはもうかけ離れているし、彼だけが突出しちゃってる。だけど、おとなしすぎてさ、いわゆる自己PRみたいなもののうまさがあんまりない、地味な人だから。でも、その実力たるや、すごいものを持っていると思う。もう、ギターを持たせたら明け方の3時でも4時まででも弾きっぱなし。ノーキーの奏法っていうのは、もう完全に、カントリーから、ジャズから、もうありとあらゆるものを踏襲し、さまざまな技を持ってるね、あの人は。
―加山さんがこれまで音楽を続けられているのには、何か秘訣があるのでしょうか?

YK:何て言ったらいいかな。音楽は本当に好きなもんだから、これで飯を食っているって考えるのをずっと昔にやめようと思った。好きだからやっているんだから、好きだから歌うんだ。そのまんまなんですよ。オレの場合、売れようが売れまいがいいや、オレは作りたい曲を作っているから。だから長続きしていると思う。音楽はね、売れなければやらないっていう、そういう時代が来ていること自体つまらねぇなと思うしさ、オレたちが好きに勝手に楽しくやっていて、いいですねと思ってくれる人たちが少なくてもいればそれでいいじゃん。音楽を通じてコミュニケーションがあれば、それでいいんだ。もともとそうなんだよ。
―今後、音楽的に何か目標はありますか?
YK:昨年10年ぶりに出したアルバム『星の旅人』がオリコンチャートに入って、70歳を越えてヒットした人なんかいないと思っていたら、これがいたんだよ。左朴全さんが。あの人は76歳で「老人と子供のポルカ」でミリオンセラーをやっているんだよね(笑)。オレもミリオンセラーを、70越えてからだってできないことはないと(笑)。
―これまで加山さんが大事にしてきたことを教えてください。

YK:例えばつらいことがあったときに、そのつらいことから逃げると絶対にだめだってことかな。逃げたやつは、それに対処できるだけの粘り強さとか心の強さとか、そういうものが身につかない。逃げずに受けとめた人間は、とにかく立ち向かっていると底力を自分で身につけ、必ず克服していく。だけど、迷ったり逃げたり、「オレのせいじゃねえや」って言っているやつは、それなりになっていくね。やっぱり風が強いところに咲いている草花っていうのは、それなりに風に強いと。ところが温室の中で育てられたものをそこに持っていったら、いっぺんに葉っぱも花もちぎれちゃうだろうと思うんだよね。それと同じようなもんだよ。それともう一つは、心っていうのにもし大きさがあるとすれば、オレは、船にたとえるんだよね。心の小さい人っていうのは、やっぱり小さい船だなと思うね。ちょっとした波でもって大騒ぎになっちゃう。でも、ちょっと大きな心のやつは、その程度の波じゃ大して動揺しない。それがまあ、ほんとに大きな心を持った人間っていうのは、大変な波の中でもね、揺れているれけども沈没することはない。やっぱり大きな船になりたいなという気持ちを持つということが、ひとつの希望だなと、オレは思っているんだけどね。どんな世界に生きていたって、やっぱり苦しみはあり、幸せはあり、我慢しなきゃならないところはある、考えなきゃいけないところはあるし。みんな同じなんだよ。生きているということは。だから、その中で人のせいにしたり、逃げたり、それからずるいことをしてほくそ笑むというのは、決して自分が本当の安住の地を得られるものではないと、オレは71年間生きてきて思う。



