
—— これがマッカートニーのアルバムでなくザ・ファイアーマンのアルバムであるのは何故?
それは僕とユースが二人でやっているということなんだ。ザ・ファイアーマンのアルバムとして作り始めたから。最終的にはマッカートニーのアルバムといえるような内容に仕上がったんだが。
—— 13日で13曲レコーディングしたというのは本当ですか? 1日1曲というふうに?
そういうやり方が好きなんだ。それ以上時間は必要ないと思うから。ユースと一緒にやる長所というのは、まず私が彼を信頼している。まず弾いてみて、ベースにしても弾いてみてシンプルなところをとる。コーラスなんかも。複雑なものが欲しければ、そこに加える。そういうシンプルな音作りなんだよ。それが彼の考え方なんだ。ファイアーマンはずっとこんな方法でやってきたんだ。
—— 彼をそこまで信頼する理由は? 彼の優れた点は? 何故彼を選んだ?
とってもいい奴なんだよ。彼が好きなんだ。キリング・ジョークについてはよく知らない。彼がベース・プレヤーだったことは知ってるが。最近再結成したそうだし。でも音楽は聞いたことがない。ごめんユース!
—— ユースはクラウデッド・ハウスのアルバムをプロデュースしたときにクリスタルをニュージーランドのどこかに埋めたという伝説もありますが。それでどこに埋めたか分らなくなって、レコーディングを中止したとか。
(笑い)まあそんな感じの男だね。
—— ウエブ・サイトで、あなたは国境のない音楽について触れています。60年代70年代、“Give Piece A Chance”のキャンペーンもやっています。9月に行なったイスラエルのコンサートでもこの曲をやっていますね。今日でも同様のメッセージを伝えたと感じますか?
そうだね。同じメッセージを伝えたい。音楽は多くの人にとって、魂を高揚させるものだと思うから。クラシック、ロック、ソウル、ダンス、ラヴ・ソング、音楽のカテゴリーに関係なく。僕は常に、ホワイト・ハウスの外でニクソン大統領に抗議して、デモしていた人々なんかを支持してきた。100万人の人が平和を唱えるとき、人の心を動かす。同じことをこの前イスラエルでやった。それだからといって、世界がすぐに変わるというわけではないが、何もしないでいるよりはいいと思う。重要だと思う。
—— Give Piece A Chanceというメッセージに世界のリーダーたちは耳を傾けてくれると思いますか?
そう願っているよ。子供の頃に、父に尋ねたんだ。人々は一体平和を望んでいるのでしょうか、と。父は世界中すべての人が平和を望んでいる、と答えた。ただ世界中の政治家がそれを台無しにするんだって。本当だと思う。この前イスラエルに行ってそれを感じた。パレスチナにも行った。人はどこでも皆同じだ。明らかに。ワン・ヴォイスという組織の招きだったが、その組織はイスラエル人とパレスチナ人とのハーフの若者によって運営されているんだ。彼らは2カ国が平和に共存して欲しいと願っていてそのために努力している。彼らの家族は皆が一緒に生活していきたいと願っているんだよ。
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