アビイ・ロードの歩き方―私のビートルズとロンドン―THE WAY TO ABBEY ROAD『アビイ・ロード』のカヴァーを見ていちどはここを歩いてみたいと思った人からとくに何も思わなかった人まで、リアル・ピープルにきくそれぞれのビートルズ、そしてそれぞれのロンドン。

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ビートルズに触発された映画『アクロス・ザ・ユニバース』公開!

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1.ルーシー(・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ)と(ヘイ・)ジュード。
2.歌手セディ役には、オフブロードウェイ・ミュージカル「LOVE, JANIS」でジャニス・ジョプリンを演じたデイナ・ヒュークス。ジミ・ヘンドリックス風のジョジョは、ミュージシャンのマーティン・ルーサー・マッコイが演じている。
3.ビートルズがアップル社設立にあたってりんごをロゴマークに使ったのに対して、この映画では苺がモチーフになっている。
4.U2のボノがドクター・ロバート役でいかがわしさを漂わせる。ほかにジョー・コッカーなど、大物が端役で出演していることも話題だ。
5.屋上でのライブは、映画『レット・イット・ビー』へのオマージュ。

 ビートルズを題材にした映画はこれまでにも『バック・ビート』や『抱きしめたい』などたくさんあったが、『アクロス・ザ・ユニバース』はまったく質の異なる大作だ。33曲を出演者たちが歌い、ビートルズにまつわるエピソードをふんだんに織り込んだ物語が展開していく。物語がフィクションで、ビートルズ本人たちが出てこなくても、全編ビートルズづくしの作品なのである。

 労働者階級のジュードはリバプールから父を捜すためニューヨークに渡り、育ちのいいルーシーと出会い、さまざまな人種の仲間と親しくなり、ベトナム戦争とフラワーパワーの時代を通り抜けながら、斬新なアートやマジカルなトリップ、留置所や強制送還処分を体験しつつ、愛と友情を築いていく。この映画を通じて、ビートルズが駆け抜けた1960年代を追体験することができるのだ。60年代はビートルズの音楽をとおして(ときどきジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンの助けを借りて)表現できるということでも、彼らの影響力にあらためて驚かされる。

 登場人物たちはすべてビートルズの曲名や歌詞に出てくる名前。それも台詞や音楽の展開へと絶妙にからまって、よく作り込まれた作品だ。ビートルズのことをまだ知らなくても楽しめるミュージカルだが、その歴史に通じていれば、より深く引き込まれること間違いなし。主な舞台はアメリカであるものの、リバプールのキャバーン・クラブがロケに使われるなど、ビートルズの生まれ故郷のこともだいじに扱っている。

 ビートルズが創造した宇宙がここまでうまく描かれて、敬意が払われていれば、この映画を観たポールやリンゴもなにも文句をつけるところはあるまい。

文=淡路和子

『アクロス・ザ・ユニバース(ACROSS THE UNIVERSE )』

2008年8月9日より、渋谷シネアミューズCQN、シネカノン有楽町、新宿バルト9他にて全国ロードショー
2007年アメリカ作品/カラー/131分
監督・原案:ジュリー・テイモア
主演:エヴァン・レイチェル・ウッド、ジム・スタージェス
公式ホームページ:  http://across-the-universe.jp/
(c) 2007 Revolution Studios Distribution Company,LLC. All Rights Reserved. 配給:東北新社


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