アビイ・ロードの歩き方―私のビートルズとロンドン―THE WAY TO ABBEY ROAD『アビイ・ロード』のカヴァーを見ていちどはここを歩いてみたいと思った人からとくに何も思わなかった人まで、リアル・ピープルにきくそれぞれのビートルズ、そしてそれぞれのロンドン。

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#15 ビートルズとは、自分にとって永遠の“大人のお手本” (マキノノゾミ)

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1.マキノ氏が手にしているのは「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」。帯には“オール最新曲、イギリスと同時発売!!”の文字が。「まだこのアルバムがむやみに神格化されてない時のもの。最初のウリはこれかよ?って(笑)」。
2.イギリス旅行の際に購入。ビートルズのシングルコレクションボックスで、ジャケットはイギリスオリジナルのもの。
3.同じくイギリスで購入し、マキノ氏が「世界で最もカッコいい!」と言う“リッケンバッカー”のギターフィギュア。これを見ているうちにどうしても本物が欲しくなり、最近購入したそうだ。

 ビートルズゆかりの地には行きたいと思ってたんだけど、20、30代ではついに果たさず。そしたら40歳半ばになって、番組の取材で行けることになったんだよね。で、初ロンドンの初日に行ったのがアビイ・ロード。もうものすごいはしゃいじゃって(笑)。リバプールにも行ったんだけど、彼らがここで生まれ育ったんだなぁなんて思うと、なんかキュンとしたというか…。あとあの街の距離感がいいんだよね。伝説ではマネージャーのブライアン・エプスタインとビートルズの出会いって、彼らの噂を聞いたブライアンが、一大決心してライブに行くって感じじゃない? でも実際に行くと、彼の店からライブをやってたキャバーン・クラブまで、歩いて5分くらいなんだよ。ならすぐ行けよって近さで(笑)。それは行かないとわからなかったことだし、こんな小さな街の狭い一角で起こった出来事が、世界的なムーブメントになったんだなって思うと、ちょっと切ない気持ちになったりしてね。
 ビートルズを聴き始めたのは中学1年生の時。解散の1、2年後でちょっとしたブームだったのと、とにかく英語の歌を聴くってことが大人への第一歩のような気がして。「昨日までの自分よ、さようなら」みたいな(笑)。だからすごく大人になりたい時期に、ちょうどお手本としてあった存在なんだよね。でもそれは、今でもそうかもしれない。自分が20代になった時はああなりたいと思ったし、30代になった時もそう。だから僕にとってビートルズは、人生の師なんだよね。

取材・文/野上瑠美子 写真/加藤孝(人物)

マキノノゾミ
劇作家・演出家、劇団M.O.P.主宰


'84年に“劇団M.O.P.”を旗揚げ。演出を手掛ける舞台「夢のひと」が、'08年1/9(水)〜14(月)東京・サンシャイン劇場にて上演。また4月には音楽劇「ぼんち」の演出を、10月には舞台「女ひとり」の脚本・演出も手掛ける。
劇団HP http://www.g-mop.com/
マキノ氏ブログ http://mopmakino.exblog.jp/
オフィス・マキノ http://www.officemakino.com/


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