2009.11.02UP
10月25日
どう決着がつくのかわからないが、ロマン・ポランスキの逮捕はアメリカの法の執念を感じさせる。 ポランスキも76歳になって、しかも映画祭の公衆の前での逮捕劇は想定していなかっただろう。劇的効果を狙ったあたりもアメリカ流儀だ。
30年前のマルホランド・ドライヴのジャック・ニコルソン邸での<ある事件>が原因というわけだが、事件直後にどう見ても未成熟な、かわいい少女に話しかけるポランスキが隠し撮りされたている。懲りないフェチ?
保釈中にポランスキは身の危険、告訴による長期収監を予感、ほとんど着の身着のままの状態でハリウッドを離れ、イギリスに降り立った。彼を待ち受けていたのは、すぐに愛人となるナスターシャ・キンスキー、15歳というあたりの悪運の強さ。そのまま『テス』撮影、というように監督業の継続が出来るあたりのタフなサバイバル術は、さすがと思わせる。キンスキーの最新映像は、デイヴィッド・リンチ「インランド・エンパイア」の特典映像で見ることが出来るが、まだまだ美しい。
ポーランドの少年時代のナチス侵略体験、アメリカにわたって、妻シャロン・テートがチャールズ・マンソン一味に殺害、ヒトラー、マンソンという20世紀の怪物に蹂躙された人生であるが、加えて「反撥」、「ローズマリーの赤ちゃん」から「チャイナタウン」にいたるヒット・メイカーとしての地位確立後の少女スキャンダル。まさに名前にふさわしいロマン、しかも負のロマンを生きた信じがたい才能であることは確かだ。
ハリウッドの1970年代初期は、ポランスキ、ニコルソン、ウォーレン・ビーティ、そして、プロデューサーのロバート・エヴァンスの4人が若手女優のほとんどを食いまくったと噂の時代である。女優がつきあっていた男と別れた直後に、必ずこの4人の内の誰かから電話があったらしい。
また、ハミルトンの少女写真が売れに売れ、わが国でも沢渡朔のアリス系少女裸体写真が多くの雑誌のグラビアを飾ったりした頃でもある。
ポランスキもカメラを手にこの少女のヌードをこれもマルホランド・ドライヴのジャクリーン・ビセット邸のプールで撮影するまでは問題がなかったわけだが。あいにく日差しのむきがよくなく、その時、ひらめいた最適の日差しをうけている邸宅はニコルソンの所だ。そこのプールなら。そして・・・・。

訳すと生々しいので、以下ROMAN by Polanskiから引用しよう。
There was no doubt about Sandra's experience and lack of inhibition. She spread herself and I entered her.
She wasn't unresponsive. Yet, When I asked her softly if she was liking it, she resorted to her favorite expression. "It all right"・・・・
彼女の反応がどうあれ、こんな証拠を堂々と書物の形で1984年に発表していたわけである。女優遍歴も凄いが、個人的にはポーランド時代の最初の女房、バーバラがとてもかわいく、好みである。
文脈ははずれるが、リンチがポーランド・マニアになった理由もよくわかるかわいさなのだ。
