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2009.02.18UP

2月16日 ジャッキー・チェン主演の『新宿インシデント』観に行く。

 汐留にジャッキー・チェン主演の『新宿インシデント』観に行く。元の『新宿事件』の方がインパクトがあるタイトルではないか? と思うが、ともかく話は、一九九〇年代日本に不法入国し、新宿歌舞伎町に流れ着いた中国人(ジャッキー)の話で、そこに日本のヤクザ、中国ギャングが絡み、ストーリーはさすがにハリウッド経由で練れている。ジャッキーがこの歌舞伎町で手を汚しながらのし上がっていく、それもつかの間・・・。ジャッキーがクンフー技をいっさい封印しての汚れ役に挑戦。個人的にはジョニー・トー組役者、ブサイクなラム・シュの銀河映像以外の、しかもジャッキーとの共演というのが興味のポイント。しっかり演技していて安心した、というのも妙な言い方だな。しっかりリンゴをくすねて食べてるあたりの、<トー映画の食い役>というお約束はこの映画でも果たされ、これまた安心。

 隣の席が映画評論家、香港映画のプロ宇田川幸洋で、当然、帰りに新橋で軽く呑み、いろいろ教えてもらった。飲み屋にあまり活気なく、不況がてきめんにサラリーマンの帰宅を急がせている。

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滝本誠(評論家)
1949年京都府生まれ。東京藝術大学卒業、専攻美学。「キネマ旬報」誌3月下旬号より新連載<セルロイドの画集 シネマ・アート・ランダム>開始。『映/画、黒片 クライム・ジャンル』刊行は5月初旬予定。
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